14なぜなら、あなたがたは”ノモス”の下にあるのではなく、
恵みの下にあるので、罪に支配されることは
ないからである。
ノモス=この世の罪の法則。
ノモス=律法と訳されているこの言葉は、
多方面に渡る意味に、一つの言葉が使われているので、
翻訳誤訳を生み出す言葉です。
こう言う誤解や、誤訳が、翻訳聖書の中には残念ながら、
ある事に気がつかなくてはなりません。
誤解したまま読むから、人造神学の解説が出現
してしまうのです。
古代の人達が、ギリシャ語でこのローマ6章の
この箇所を読んでも、ノモス=トラーなんて
誰一人、勘違いしないで読めたのです。
でも、現代は違います。
トラー=終った=呪縛の教えと勘違いしている
教えを信じ込んでいるので、この思想の上に基づき
考え続けてしまえば、神の言葉は見事に
変形してしまうのです。
この箇所で訳されている”律法”と言う言葉は、
古い時代の神の教え=モーセの五書=トラーだと
誤解されていますが、それは100%間違いです。
間違いを正す。人間が勝手に、神の言葉の方を
矯正しないで、人間の教えの間違いの方をまず
完全矯正、直す、正す。
脈略を捉えて、読んで見れば誤訳の中に変だぞと
気がつける事が出来るのです。
ノモス=神の言葉とするならば、神の言葉=恵みなのに、
辻褄が合わない事に、気がつかなくてはならないのです。
神の言葉=律法=呪い?
この翻訳も、この時点で、変だと気がつかなくてはならない。
変だと思われる箇所、辻褄合わない箇所は、翻訳の中の誤差、
誤訳、取り違えられて、勘違いの解説されている
箇所なのだと、気がつかなくてはならないのです。
神の言葉の下には居なくて、恵みの下にあると
言う訳が、いかに的外れで、誤訳、誤解の解説で
あるか分かる箇所です。
変でしょう。普通に考えて読んでみたら、
完全に辻褄合わない翻訳です。
神の言葉=命のパン=生きる糧=恵み。
神の言葉=トラー=命のパン、恵みの下には、
私達は今居ません?となるのでしょうか?
完全に別の教え、別の福音、神の言葉ではないです。
神の言葉は永遠不変。全部真実だけを繋げて考える。
パウロは、トラーのみを教えているのです。
トラー=モーセの五書=神の婚姻契約=言葉が
永遠不変だと言う話を、パウロはしているのですから、
この箇所の”ノモス”と言うのは、この世の罪の法則
に縛られた奴隷状態では無いと訳すべきです。
そうすると、ぴったり意味が通じます。
この世の罪の法則から解放され、今は神の恵みの
下にある。
以前の主人=罪から、鎖を切られて、
本当の主人=恵み=へセット=婚姻契約用語でも
あるへセット=婚姻契約の下にあるのですと
正して読むべき箇所です。
これを理解した上で、奴隷とは、”購われる”とは何かと
言う箇所に戻って、考えてみたいと思います。
続く