イスラエルの民、そしてその国としての歴史を見ると、
どの時代にも、イスラエル国民が、異教の神々の教えに”同化”
して行く危機にさらされている事が見えます。
そして、聖書の中の預言者の役割は、イスラエルが異教の
神々の教えと”同化”して行く事への、警告です。
これは今も同じです。
“イスラエルの神の中へ戻れ!” ”イスラエルの神の
婚姻契約の中に留まり生きる事へ戻れ!”
そうしなければ、地獄に堕ちるぞと言う託宣ではなく、
”今生きる事を破壊され、国を奪われ、命まで奪われてしまう”
”互いに破壊する姿に生きるなら、主の契約の命を忘れるなら、
命の水から愚かにも離れるなら、枯れて死んでしまう”と言う事。
これは、私達へも同じ警告ですが、イスラエルはこれを無視する
事で、私達異邦人よりもっと厳しい”刈り取る結末”を
負わされているのです。
何故でしょう? 長男、長子としての責任、全世界の家族へ
主の似姿の契約の命を保存する、地の塩としての役割を
担わされたからです。彼らが逸れて、ズレたら世界が
血迷い、彷徨い、破壊されて行くから。
現にその様な状況に世界が今陥っているのです。
”主の中へ戻れ!” ”契約の命へ戻れ!” ”あなたははじめの愛
神の婚姻契約の中に生きる事を 忘れている!”
預言者の一貫した神からの託宣、命がけの
託宣だった事が聖書に書かれています。
今も未来もその”神の託宣”は同じです。
人が神の言葉を混ぜて、同化して、変形させたら
どんな事が起こるのか?それは、破壊です。
まことの命を破壊されて行ってしまうからです。
神の言葉、神の口から出る”一つ一つの言葉によって生きる”
様に人は造られているのに、その言葉に添加物、毒物 異物
味は一寸味美味しく感じる様なものでも、主の言われる事と
違う事を混ぜられたものを食べれば、取入れれば必ず
破壊されて行くからです。神のデザインとは異なる事は
取入れてはならない。主の意図通り機能しなくなる。
人間の体もその様に造られているからです。
歴史を調べる、真実の歴史を調べて行く事で発見出来る
数々の事実が有ります。
紀元前138−104年 103−76年
ヨハネ ヒルカノス1世が統治する時代になると、
増々イスラエルがどんな”同化”の危機にされされて行くのか
見る事が出来ます。歴史の事実の中に。
ヘレニズム化=異教の神々、それに教育されて出て来る思索
に対抗する軋轢が起こって来るのです。
”ハヌカ”=光の祭りの由来とその意味を去年12月の記事に
書きましたが、全ては”同化” 異教の神々の教えに同化
されて行くイスラエル国民と、その支配者 権力者から守る、
抵抗するための戦争、それだった事が分かります。
当時”パリサイ派”の人々が一番心悩まされていた事。
それは、”どんどん”ヘレニズム化”された
教え、思索、生活スタイルにイスラエルの人達が
引っ張られて行った事です。平気で混じり合う=姦淫と呼ばれる
ほど、主に最も忌み嫌われると強い語調で書かれているその
混ぜ物、混ざり合い状態。
ヘブライ思索=聖書思索と、ヘレニズム思索、
ギリシャローマ思索と言われますが、元は”エジプト”で
学んだ教えなのです。
全ての異教の神々のルーツはエジプトから来ている事が
分かります。
トピックが違うので、細かく書きませんが、全てのゆがみ、病
束縛=これは、あの”エジプトの10の災い”の中にある。
10の異教の神々の呪縛からの解放であると分かります。
その異教の神々の呪縛、束縛から解かれたのが”出エジプト”
私達もそれぞれの異教の神々、偽物からの脱出劇を果たしたの
です。それが”イエシュア”=救いに出会った瞬間です。
解放されたのに、また元の木阿弥。
混ざり合いながら、その”奴隷状態=エジプト”の教えと
混じり合って行く危険にさらされて行く。
また、そんな異教の神々の教えの奴隷化していくイスラエルを
守るために、”パリサイ派”の人達は、議会や政治のアリーナに
進出して行った形跡が見られます。
多大に誤解されていますが、パリサイ派は、”主の仰せ、言葉
聖書=トラー”に日常生活本気で心を注いで生きていた人達
まことに尊敬される人達だったのです。正義の見方、弱い人の
立場を保護しようとする善良な人達だったのです。
イエシュア=肉体を取って来られたトラー=文字で書かれた
トラーを生きると言う事は、主のデザイン通り。
その様な人達が大勢周りにいたら、それだけで世界は
変わるでしょうね。
WWJD 人間の教えが唱えるWWJDではなくて、ヘブライ人
イエシュアが生きた通りの事を生きる人達が周りに居たら、
それは世界が変わると思います。
続く