その前に、まず、私が知らなかった事の一つ。
ヘブライ文化の中で、”Ramez”というのがある。何かと言うと、
冒頭の言葉(み言葉)を、言っただけで、それが何であるのか、
内容を皆が知っているという、そういう、伝達の仕方だ。
そして、色々な箇所につなげて、同じ内容を説明している事を、
即座に引き出せる。
驚いたのは、ラビなどは、ほとんど聖書を暗記している
人がいる。
4人、ラビが集まれば、聖書が、再生出来るほどらしい。
イスラエルの、小学校一年生で、一番最初に習うのが、
”レビ記”。丸暗記できるくらい、学ぶそうだ。
エルサレムの”嘆きの壁”の前で、体を揺らして、祈ってる人々を、
映像で、見かけるが、体を揺すりながら、色々記憶するそうだ。
小さい子供たちも、体を揺らしながら、
レビ記を暗唱している。
例えば、以前にも書いたけれど、”カチカチ山”とか、
”うさぎとかめ”と言えば、まあ ある年代の日本人なら、
その物語の中に、ある教訓を思い出せるね。
ヘブライ人の世界にも、それがあり、
今でも、冒頭の部分を言うだけで、
何を話そうとしているか分るそうだ。
聖書を、読んでみると、それが理解できる。
たくさんramezの方法で,話をしている。
イエス様が、直接自分の事を救い主と,直接言わなくても、
ご自分を”生木”と呼べば、それは、
救い主の事を意味していると、
当時の人は理解出来たのだ。
それと、同じに、”岩”。
この言葉も、とても重要である。
”岩”という、言葉を使ってイエス様が話されていた時、
何を意味するか、当時の人は
全て、理解していたのだ。
続く