by Simon & Garfunkel
翌朝、朝食を済ませた私達は、主人の面接会場へ向け、ブレージアスパークを出発しました。
面接開始時間の15分くらい前に会場に着いた主人は、私とヨシヨシを駐車場に残し、緊張した面持ちでそのままビルの中へと姿を消しました。
さて、この知らない場所に残されてしまったヨシヨシと私、果たしてどうしたものか。
冒険心の強いママさんなら、きっとそこら界隈をドライブがてら探索するのかもしれないけれど、その時の私にはそんな勇気がなかったのです(今もだけど)。
ましてや方向音痴ときてるので、もし道を間違ったりでもしたら、二度と戻って来れないかも、という恐怖があったのも事実です。
そんな訳で、私とヨシヨシは、駐車場を含んだこの広いオフィスビルの敷地内を、うろうろしながら時間を潰すことにしました。
幸い、その日はそれ程暑くもないぽかぽか陽気で、また傍にあった公園でくつろげもし、一先ず何とか時間を消化する事が出来ました。
小さなヨシヨシもむずかることなく、お利口さんに私に付き合ってくれたので大助かり。
しかしそろそろ、さすがの私も待つのに嫌気が差し掛かった頃、面接試験を終えた主人が、ホッとした面持ちで漸く私達の待っている駐車場に姿を現したのでした。
その時、時計の針は既に午後の1時を遥かに超えていました。
お腹の空いていた私達は、来る途中にあったスーパーの中の食堂で昼食をとり、その後、ちょっとばかり観光気分でバンブリーの町並みを散策し、それからもと来た道を4時間ほどかけて、再び緊張しながら家路へと向かったのでした。