おかしな説 ー (1) ー | 何とかなるさ...の世界!?

何とかなるさ...の世界!?

いろいろごちゃ混ぜで書いてます。

 

海外では殆ど取り上げられることはありませんが、日本のキリスト教界内では、セカンドチャンス論なるものが話題となることが多いようですね。

 

傍から見ると、神様の教えから逸脱した、人間側の願望を聖書の御言葉に置き換えてしまっているようにしか思えません。

 

その根拠となっている、御言葉から真実を読み取ってみることにします。

 

第一ペテロ3章

18)キリストも一度罪のために死なれました。正しい方が悪い人々の身代わりとなったのです。それは、肉においては死に渡され、霊においては生かされて、私たちを神のみもとに導くためでした。

19)その霊において、キリストは捕らわれの霊たちのところに行ってみことばを宣べられたのです。

 

上の19節で注目したいのが、宣べられたという部分です。

 

日本語だと、死んだ人々にも福音が説教されていたように読み取れますが、実はそうではないのです。

 

英語の聖書において「宣べられた」という部分を、preach 或いはproclaim、またギリシャ語ではekiryxenという単語で表現しています。

 

preach - 説教する、伝道する、説く、宣伝する

Proclaim - 宣言する宣伝する

ekiryxen - 宣言する、公布する、示す

 

この三つの単語からそれぞれ同じ意味をなす表現を取り出すとしたら、福音を説教したというよりも、宣言する、或いは宣伝するという意味の方を使うべきだと思います。

 

イエス様は、黄泉に下られた時に、死んだ人々に福音(御言葉)を声を大にして宣言されたのです

 

第一ペテロ4章6節

というのは、死んだ人々にも福音が宣べ伝えられていたのですが、それはその人々が肉体においては人間としてさばきを受けるが、霊においては神によって生きるためでした。

 

ここで「死んだ人々にも福音が宣べ伝えられていた」とありますが、この言葉と関連している箇所があります。

 

第一ペテロ1章

10)この救いについては、あなたがたに対する恵みについて預言した預言者たちも、熱心に尋ね、細かく調べました。

11)彼らは、自分たちのうちにおられるキリストの御霊が、キリストの苦難とそれに続く栄光を前もってあかしされたとき、また、どのような時をさして言われたのかを調べたのです。

12)彼らは、それらのことが、自分たちのためではなく、あなたがたのための奉仕であるとの啓示を受けました。そして今や、それらのことは、天から送られた聖霊によってあなたがたに福音を語った(既に死んでしまった)人々を通して、あなたがたに告げ知らされたのです。それは御使いたちもはっきりと見たいと願っていることなのです。

 

ここで分かるように、4章6節で語っている死んだ人々というのは、キリストについての福音を御霊によって既に知らされていた旧約時代の預言者達のことを述べているのであって、決してキリストが、黄泉にいる死んだ人々に対して信じるように説教したということではないのです。

 

第二テサロニケ2章3節
だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現れなければ、主の日は来ないからです。
 
第一テモテ4章1節
しかし、御霊が明らかに言われるように、後の時代になると、ある人たちは惑わす霊と悪霊の教えとに心を奪われ、信仰から離れるようになります。
 
私達は、生きている間にイエス・キリストを自分の救い主として信じ受け入れなければ、永遠の命の道に辿り着く事は出来ないのです。
 
遠山の金さんではありませんが、このような惑わしの教えを語る人々に対して、天から「神を恐れぬ不届き者!」という声が聞こえてきそうです。