日本で暮らしていれば、小学生の子供達が友達と遊び終わって帰宅する時間というと、冬の時期だと5時台あるいはもっと早い時間かもしれません(違っていたらごめんなさい)。
しかしここイギリスでは、子供達が夜の9時ぐらいまで外で遊んでいても、その親達は気にしないみたいなのです。
私からすると、学校の送迎にはちゃんと付いて行っているとしても、夜遅くまで平気で子供達を遊ばせている、そんな親達の感覚が理解できません。
ただでさえ、誘拐犯とか変質者が多いというのに...。
勿論、中には普通の時間間隔の親御さんたちもいるにはいます。
家の子供たちに関しては、冬の間は遅くても5時半以降は外に出歩かないよう言っています(例外の時もありますが)。
さて、あれは今から1年ちょっと前の10月ぐらいのことだったでしょうか。
まだ冬時間に変る前だったような気がします。
こんな出来事がありました。
子供達はとっくの昔に眠りに付いてしまった夜の10時頃、突然家のドアをノックする音が聞こえてきたのです。
「誰だろう、こんな夜遅くに」と言いながら、主人がフロントドアを開けると、そこには当時ヨシヨシと仲良しだったハンナちゃんがヨシヨシを尋ねて立っていたというではありませんか。

こんな夜遅く、いくら家が近いといっても(歩いて1、2分の所)8歳の女の子が一人で夜道を歩いて来るなんて危なすぎます。
とりあえず、主人がハンナちゃんにヨシヨシは寝てしまっているから起こせない旨を告げて彼女を帰したそうです。
翌朝、そのことをヨシヨシに話したところ、別に驚いた様子もなく「そうなんだ。学校で会ったら何の用だったか聞いてみるよ」と言っていました。
そして帰宅後、ヨシヨシにどうだったか聞いてみると、彼曰く、「彼女、昨夜は親に内緒で自分の部屋を抜け出して来たんだって。用は別になかったみたい」
なんと大胆な...。
そんな行動をとったハンナちゃん、クラスも違うせいか、今ではほとんどヨシヨシとは遊ばなくなったみたいです。
