長男出産エピソード(1) | 何とかなるさ...の世界!?

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いろいろごちゃ混ぜで書いてます。

2003年2月、私は長男ヨシヨシを日本で産みました。その前年9月に私たち夫婦は、日本に暫く居を構えるつもりでイギリスの地を後にしたのでした。

帰って来た当初、両親の経営する駅前の喫茶店を任されたのですが、その店というのが、床も壁もトイレも水周りも、とにかく全てが汚くボロボロで、よくこんな所で今まで店をやっていたものだと、変な意味で感心したのを覚えています。

そんな状態の店を、兄の手伝いも借りて2ヶ月半くらいで修復し、何とか店を開けれるようにまでしました。その間にも、色んな事はありましたが、ここでは省略します。

そして、その年の12月初めに私達の喫茶店がスタートしました。

しかし、過疎化が進行中の街での喫茶店、いくら駅前という立地条件が良くても、多くの客の入りを望むことは難しいことでした。だから、私達の前に店を任せられていた人達も、結局家賃を払えなくなり、辞めざる終えなかったという訳です。

でもとりあえず、私が子供を産むまでは、何とか頑張ろうということで、主人と二人、その喫茶店をやっていました。

こんな状態の喫茶店に、しばしば愚痴をこぼしながらも、暇な時間を利用して、主人は何とか日本語を覚えようと、平仮名とカタカナ、それに漢字を練習していたのを思い出します。今となっては、殆ど覚えてないようですが...。

さて、そんな生活を2ヶ月おくり、私の出産予定日まであと2週間と近づき、無事病院の検診も終えたその夜、私達二人は実家の近くの焼肉家で、なぜかその時は焼肉ではなくビビンバを注文して食べました。ちょっと辛かったのですが、まあ、このくらいだったら大丈夫だろうと思い口にしたのです。

焼肉家を後にして、私は久しぶり、主人は初めてのカラオケボックスへ行き、思う存分歌った私達でした。今は全然ですが、当時の私はまだカラオケなるものが好きでした。

そんな夜を過ごした次の日の朝、私は台所で母にこう言ったのを覚えています。

私 「何だか胃の調子がおかしいみたい。」

母 「大丈夫なの?」

私 「たぶん、昨夜辛いの食べたせいかもしれない。」

そんな母との会話の後で、主人にも自分の胃の調子がおかしい事を伝えると、今日は大事をとって店を休んだ方がいいんじゃないかと促されたのですが、私はこのお腹の痛みは、あくまでも胃の調子が悪いのが原因だと思い込み、いつものように、駅前の喫茶店へと出かけたのでした。勿論、私の運転で...。


to be continued
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