母がカナダに来て3日目。
この日私たちは、母が予てより行ってみたいと言っていたトロントエアポートチャーチ に行く予定にしていました。
この場所に行く事が、母がトロントに来た本当の目的だったのです。
私がカナダに滞在していなければ、決して実行できなかった事でしょう。
幸いにも、私達が宿泊していたホテルは、空港の近く。
エアポートチャーチを見つけるのは簡単と思い、とりあえず空港行きのバスに乗り込み、どこで降りれば良いのか運転手さんに聞いたのですが、当の運転手さんも今一分からないようでした。
とりあえず、私達はバスを降りてから、予め送られて来ていた、パンフレットの地図を辿って行く事にしました。
バスを降りたのは、私たちの他に、なんとなく挙動不審な男性が一人でした。
母と私は、バスに乗っている間、落ち着き無くそわそわしている、その男の人に注目しながら、「もしかしたら、あの人も私たちと同じ所に行くのかも知れないね」、などと冗談?を言っていたのです。
なので、その男性も同じバス停で降りた時は、ちょっとビックリでした。
そして、その人は私たちの前方10メートルくらい先を歩いていたのですが、いかにも「自分について来なさい」、といった感じに飛び跳ねたりしていたのです。
私達は、その姿を見て、「もしかして!」と思い、その人の後をついて行くことにしました。
不思議な事に、本当にその人は私たちと同じ場所に向かっていたのです。
まるで神様が、私達が道に迷わないよう、予めその人を私達に用意していて下さったかのように...。
その男性のお陰で、無事私達は,目的の教会に到着する事が出来ました。
Thank you lord!