気持ちも新たに行った犬の訓練学校には、私の他に先に三人の日本人が学んでいました(その後、二人の日本人も入って来ましたが...)。
私を含め、四人の日本人の内三人が女性で、一人が寿司職人(割烹だったかな?)をしている男性でした。
あとはカナダ人の生徒さん達です。
勿論、ケンネルの中には躾されるのを待っている犬もいれば、ただ飼い主が家を留守にしている間だけの仮の宿として、お泊りしているだけの犬達
もいました。
でも、いろんな種類の犬(
もいたような気がするけど)を見ることが出来たので、私としてはそれだけでもHappy
Happy
でした。
女の子の一人、A美ちゃんは、高校卒業と同時にカナダに渡り、語学学校で英語を学んだ後、この犬の訓練学校に入り、犬の訓練方法の最終試験にパスしたら、11月に日本に帰国することを予定していました。
彼女は、とても努力家でしっかりしていて、アマチュアミュージシャンの先生も彼女を一目置いていて、試験は無事合格したのでした。
A美ちゃんが日本に帰るまでの間、私は彼女から学校についてや犬のこと、試験に役立つ事などを教えてもらいました。
それと、学校の事だけではなく、プライベート面の話とかもよくするようになり、学校帰りによくBarrad StreetにあったBlendでお茶をし、長話をしたものでした。
たまに彼女のマンションにもお邪魔させてもらったりもしました。
彼女の心の中には、5年ぶりに帰る日本での生活に対する、希望と不安が入り混じった状態になっていたようです。
そんな彼女は、本当に犬が大好きで、日本に戻ったら絶対犬関係の仕事に就きたいと、いつも熱く私に語ってくれたのを覚えています。
帰国後、A美ちゃんとは、間もなく音信不通となりましたが、私は彼女が今もきっと犬関係の仕事に就いて、夢を叶えて元気にやってるだろう事を願ってます。