ルーヴル「巌窟の聖母」
右側の大天使ウリエルが指さしているのは洗礼者ヨハネです
イエスではないかとの見方もありますが
羊の皮を身につけているのでヨハネ説が有力です
もう一人の幼児がイエス
指は洗礼者ヨハネへの祝福を表しているとされています
聖母マリアがヨハネを庇うようにし、ウリエルがヨハネを指し
イエスがそれを祝福するという
聖なる子供たちの関係性が描かれています
ダ・ヴィンチが得意とするスフマート陰影法を用いるのには
光と影が存在する、この洞窟という舞台が最適だったと考えられています
画面左下の植物はイエスの受難の暗示とされています
ミラノの教会に属する「無原罪の御宿り兄弟会」から祭壇画として依頼された作品で
マリアは原罪(人が生まれながらに持つとされる罪)を免れていたとされています
こちらはダ・ヴィンチ作と言われている
ロンドン・ナショナルギャラリーの「巌窟の聖母」
家にあったダ・ヴィンチについての本のページを撮りました
パリ版とロンドン版の違いは周知ですが
ロンドンのものは天使の輪が有るということと、
大天使がヨハネを指さしていないということ
また、絵の雰囲気もルーブルのものの方が神秘的で
ロンドン版は、依頼主の意向に沿って書き直しているせいか
何かぎこちなく見えます
ロンドンのものはダ・ヴィンチの技法に似てはいますが、
弟子たちが描いた説もあり、少し稚拙に見えます
今、こうやって見ても、ダヴィンチが得意とするところの
手、指の描き方がルーヴル版の方が遥かに自然に見えます
このブログを書くために数日二枚の絵を見ているうちに
当時教わったことや
実際にナショナルギャラリーで
絵を見ながら説明を受けたことなど
色々と思い出しました













