自分は考えなかったこと | londonのブログ

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いつも家に居ると、やはり色々なヒトのブログを読むことが多い私です。

その中の人気ブロガーさんで、英国留学中だった20代の女性の方のブログがあります。


勿論お会いしたこともお話したことも無いですが、ブログのなかで、匿名とはいえ、全ての方のお顔が写ったお写真や、過去、現在のことなどが、結構リアルに書かれているので、リアルのお友達やご家族皆さん読まれていると思うのですが、なんと、そんな彼女が、離婚なさいました。

原因は、ご自分でブログの中で何度か触れられていたのですが、旦那様は、「子供は要らない」という方で、そこだけが、ご自分の希望とどうしても合わないということでの、大好きだけど離婚という決定に踏み切ったことが、最後のお二人のツーショットやコメントなどで、窺い知れました。


実は、私は不妊治療に通ったことも無ければ、更年期寸前(或いは、もう突入中)まで、子供が居ないということの寂しさって身にしみて感じたことが無かったのです。

旦那様の転勤のために仕事を失ったときは、悲しくて旦那様と喧嘩したりもしましたが、帰国してから再就職がうまくいかなかったのは、単なる自分の実力の無さと感じ、寂しいながらも旦那様のお給料でなんとか二人暮らしてきて、子供が居ないのも、これも自分の場合は、若いときに本気で考えなかったから「身から出たさび」と、もう一生子供ができないだろうなと思いながらも、まあ、二人仲良く暮らしていこうや、と、思ってきました。


大好きな人の子供は、欲しいですが、努力しなかったこと、子宝の運が無かったこと、私が40過ぎまで働いていたこと、複数の要因が重なったために、「子供に対する思い入れ」の比重が、先のブロガーさんのように重いものではなかったので、彼女の決断に驚きました。


彼女の場合は、ご両親やご家族とともに小さいときから外国で暮らし、いわゆる帰国子女で、一流大学卒業後、就職、数年で大好きな旦那様と結婚し、結婚後、ご両親が、またお仕事の都合で海外に赴任になったのをきっかけに、ご自分も一年の留学をするために、ご両親の赴任先で同居、その後帰国して、能力を生かして外資系に再就職、そして、まさかの離婚を選択という、努力すれば手に入らないものは何も無かった人生を送られているような気がします。

そして、現在は、寂しいながらも、前向きに生きるために、思い出ばかりに浸るのはいけないことと思い、新しいことに挑戦しようと、大変パワフルです。


年代が違うせいもありますが、きっとこの方は、本当に努力して考えて、そして何よりも実行力があるヒトなんだなーと、感心しました。自分が一番進みたい道、欲しいもののためには、大好きな旦那様のこともあきらめる、なんて私は考えたことが無かったので、本当に離婚にはびっくりしました。


ただ、以前から一つだけ気になっていたのは、結婚数年で海外に留学させてくれる旦那様って、すごく心の広いひとだけれど、奥さんが居なければ居ないで自分ひとりで暮らせる人なんだなー、自分の世界を持っている人なんだなーって思い、自分が奥さんだったら、ちょっと悲しくなるかもしれないと感じていましたが。


でも、このご夫婦、留学先にも旦那様が頻繁にいらしたときの写真や海外旅行の写真、お別れするときのお写真、いつでも笑顔で、そんなこと、感じさせる雰囲気ではないのです。

感情と理性がごちゃごちゃになってしまう性質の私では、きっと分からないご夫婦の判断があったことと思います。

今は、頑張って、とにかく前を向いて生きていこうとしているブロガーさんのことですから、これからもっと大きな幸せをつかめるのだろうと思いつつ、驚きながら、またブログを読み続けて生きたいと思います。


この年になってくると、物事の善悪って実はあってないようなもので、前に進むかどうかが問題なのかなーと思えてきつつも、前に進みようが無かったりするものなので、本当に びっくりした彼女の決断でした。若いってだけでは、できないなあ、と、感想というよりも、まだ驚いていて、昨夜旦那様にも話してしまいましたが、彼もびっくりしてきいているだけでした。

まあ、ヒトのブログを又聞きで聞いても、なんともいえないでしょうけれど・・