都道府県対抗男子駅伝2010:プレビュー♪ | SPORTSへんろ道だより~あるおっさんランナーの日記~

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3年前から走り始めたおっさんランナー「えっちー」がランニングを中心にスポーツの現場を求めてうろうろする‥そんな「へんろ道」を巡る日記です。

それでは、あと3日に迫った都道府県対抗男子駅伝について、レース展望(プレビュー)をしてみたいと思います。

男子駅伝は、このところの6年間で5回の優勝を誇る長野が今年もやはり強いようです。
しかし他県もかなりのメンバーを揃えてきており、すんなり長野が優勝というわけにはいかないのではないか、と思われます。

そのあたりを判断するのにいい資料が中国新聞社の公式ページ にありました。
まず、エントリーデータ には、各チームのエントリーメンバーと、各人のベストタイム(一般は10000m、高校生は5000m、中学生は3000m)、さらに主な大会での戦績が載っています。さらに、補欠者以外のベストタイムをチームごとに足し合わせた合計タイムが、チームごとの順位とともに掲載されています。
また、このタイムを実際の駅伝の距離に換算したチームごとの合計タイムのランキング(換算値ランキング )も別途掲載されています。

これはレース展望の上で非常に参考になりますね!

さて、まずエントリーデータ上のチーム合計タイム上位8チームを見てみましょう。
1.埼玉 1時間56分35秒
1.兵庫 1時間56分35秒
3.長野 1時間56分41秒
4.広島 1時間56分46秒
5.福岡 1時間57分17秒
6.栃木 1時間57分50秒
7.静岡 1時間57分53秒
8.福島 1時間57分57秒

さらに、換算値ランキングの上位8チームは以下のとおりです。
1.埼玉 2時間16分17秒
2.兵庫 2時間16分29秒
3.長野 2時間16分33秒
4.広島 2時間16分37秒
5.福島 2時間16分53秒
6.福岡 2時間17分13秒
7.栃木 2時間17分48秒
8.静岡 2時間17分59秒

こうしてみると、今年は長野以外のチームもかなり実力が拮抗しているのがわかると思います。

さらにデータを分析してみましょう。
注目すべきは福島です。
ここは一般で箱根駅伝の注目を一身に集めた東洋大学の柏原選手と、元旦の実業団駅伝で最長4区の区間賞を取り駅伝での強さを誇る佐藤敦之選手が出場しますが、データを見ると‥何と佐藤選手の10000mベストタイムが29分08秒となっています!
佐藤選手がこのところ10000mをあまり走っていないためと思われますが、佐藤選手の本来の実力からするとおそらく1分は遅いタイムで計算されていることになります。
‥となると、上記のランキングも1分以上速いものとして考える必要がありそうです。

以上を踏まえつつ、レース展開等も考慮して、私えっちーが独断と偏見で予想する優勝争いの行方は以下のとおりです!!

【本命:福島】
いろいろ考えてみましたが、福島が一番弱点が少なく、最初から好位置をキープする可能性が高く、もし終盤もつれても最後に突き放すことが出来そう‥ということで、優勝争いの本命は福島にしました。
1区の今井選手は5000m14分03秒のランナーで、他チームの13分台のランナーに混じっても十分トップ争いすることができそうです。(2年前の柏原選手全国デビューの再現となる快走も夢ではないかも‥!?
2区の佐藤征昭選手は全中3000m7位のランナーで、上位は間違いなくキープすることが出来そう。そして3区にはあの柏原選手‥ということになれば、第3中継所をトップで中継できる可能性はかなり高いと思われます。
4区・5区も高校駅伝7位の田村高校の主力メンバーを揃えており、6区の中学生区間は若干辛抱が必要ですが、7区への中継時点で仮にトップにいないとしても遅れはほとんどなく襷をアンカーの佐藤敦之選手に渡せそうです。‥となると、駅伝では絶対的な強さを誇る佐藤選手が初優勝のゴールテープを切る、という姿が自ずから浮かんでくることになりますね。

【対抗:兵庫】
福島に真正面から対抗して優勝争いを展開しそうなのは、兵庫ではないか、と考えています。
1区は高校駅伝1区6位の須磨学園・西池選手、2区は3000m8分40秒のベストタイムを持つ井戸選手。ここまでは間違いなくトップ争いをしたまま来ると思います。
問題は3区。山陽特殊製鋼の森本選手が走る予定ですが、10000mのベストタイムでも柏原選手の方が20秒近くも上。また実業団駅伝では3区区間10位と今ひとつの成績だったことを考えると、ここで遅れた分は4~6区で取り戻すことができれば御の字で、リードするまでにはならない‥と考えます。
そうすると7区の竹澤選手がどれだけの走りをするか、にかかってきますが、駅伝では佐藤選手の力のほうがわずかながら上ではないか、ということで本命ではなく対抗扱いにしました。しかし差は極めて少なく、当日の各選手の出来如何によって優勝の行方は容易に変わってくるものと思われます。

【有力:広島、長野】
優勝できるだけの力は持っていると思われますが、今一つ不安な点があり、福島、兵庫に比べると優勝の可能性は若干低いのではないか‥と考えられるのが広島と長野です。

まず広島。ここは1区に高校駅伝4区区間賞の走りで世羅高校の優勝を事実上決定付けた竹内選手、2区に全中3000m優勝の箱田選手を配し、トップで3区に中継する可能性は福島・兵庫より高いのではないかと思われます。
3区には中国電力の伊達選手。有力な選手であり、また実業団駅伝でも3区7位と兵庫の森本選手に先行していますが、今の柏原選手と比べると実力は残念ながら柏原選手のほうが上回ると思います。
そして問題は4区で、ここでは福島・兵庫の方が強いでしょう。中学生区間では福島より速いでしょうが、ここで福島・兵庫に先行するまでには及ばないと考えられます。
そうなると、いかに7区の岡本選手をもってしても佐藤選手や竹澤選手を上回る走りをすることはなかなか難しく、その分優勝の確率は低いかな‥と思っています。

そして3連覇のかかった長野。ここは昨年に比べると高校生の力が少し下がっています。1区に1年生の両角選手をもってきましたが、さすがに5000m13分台や14分そこそこのランナーたちの中では、上位で来るとは考えにくいですね。2区の臼田選手はジュニア五輪3000m7位の選手ですが、他県の精鋭選手に伍して遅れを挽回するのは難しく、3区の村澤選手もご承知のとおり力のあるランナーですがさすがに柏原選手擁する福島を捉えることは難しいと思います。
4区以降も福島・兵庫・広島を上回るとは考えにくく、アンカー佐藤悠基選手といえども他の3県の強力メンバーと争うとなると、どうしても真っ先にゴールテープを切るというイメージが湧いてきません。

【他県チーム】
他にランキング1位の埼玉はどうしたんだ、と言われる方も多いと思います。
ここは中学生・高校生が非常に強く、第2中継所には広島と同程度かそれ以上にはトップで来る可能性が高いと考えています。
しかし、3区が問題で、実業団駅伝1区28位のランナーしか出せないとなると、ここで順位を大きく落として流れを失ってしまい、結局優勝争いできるまでに順位を戻すことは最後まで出来ないのではないか‥というのが私の考えです。

そして、私の出身地である新潟について。
先の持ちタイムランキングでは、1時間59分55秒で24位、換算値ランキングでは2時間20分26秒で23位、となっています。
しかし、問題は3区にエントリーされている上武大の長谷川裕介選手です。
今季急成長し、10000mで28分13秒92という大学生ナンバーワンの持ちタイムで臨んだ先の箱根駅伝でしたが、昨年暮れの故障が回復せず、3区19位という不本意な成績に終わってしまいました。
その故障の状態がどこまで回復しているか次第ですが、持ちタイムどおりの実力を発揮できるか‥というと難しいような気がします。
その点を割り引いて考えると30位台というのが妥当な評価なのかもしれませんが、昨年持ちタイムが低かったにもかかわらず20位でゴールした新潟、今年も他の選手は持ちタイム以上の活躍を見せてくれるのではないでしょうか。
特に中学生は、持ちタイム8分49秒台の選手をあえて補欠に回して、持ちタイムの低い選手を起用していますが、もともと力があると見られている選手のようですから、持ちタイム以上の走りを見せてくれると思います!
そして最終7区には、東農大を箱根駅伝5位と大躍進させる原動力として、復路のエース区間9区で区間4位の走りを見せた田村選手が昨年に引き続き走ります。
希望的観測も含めてですが、昨年を上回る10位台の成績を期待したいですね!!

以上の予想ですが、前日のエントリー変更や当日の選手の調子次第で大きく順位が変わることは十分考えられます。
もし間に合えば、前日エントリー変更を踏まえた修正予想も改めてしてみたいと思いますグッド!ので、乞うご期待‥!?