震撼のニュース
テレビをつけるとニュース番組はアジア一色だった。タイで地震というより、インド洋沿岸を巨大津波が襲ったのだ。スリランカの地図と映像が一番に映り、次にタイが映った。おりしも、まみぞーの歴史の最重要人物の一人がスリランカを旅しているところだったので、心臓がぎゅうっとなった。旦那ちゃんはタイの情報収集に忙しく、それからお父さんと何とか連絡を取ろうとそわそわして、全くニュースを訳してくれない。津波はTSUNAMIと日本語だった。地図の画像で、地域もだいたい把握できたが、被害状況がわからない。とりあえず、世界地図で、親友が今いるはずの場所を確認した。完全に内陸部だ。ここなら津波被害は受けていないだろうと 無駄に心配するのはよした。信じるのみだ。
しばらくして、お父さんの無事も確認できた。
それにしても、報道の度に被害者数は驚異の数にのぼっている。
近頃、地球がおかしい。
クリスマスの朝はパジャマ
日本のお正月の朝の食事は、少なくとも我が家では、着替えもして、顔も洗って、お父さんは髭もそって、お母さんは化粧もして、とにかく「ちゃんとして」から食卓に着く習慣だった。こっちのクリスマスは、日本でいうお正月みたいなものだと思い、「ちゃんと」身支度していると、「うちでは、クリスマスの朝はパジャマって決まってるんだ」と旦那ちゃん。そんなことが決まってるの?でも、今からわざわざパジャマに戻るのもな・・・でもひとりで「ちゃんと」してるのも、浮いちゃってやだな・・・ともじもじしていると、モデルのような容姿でいつもメイクばっちりの妹が「ちゃんとして」部屋から出てきたので、まみぞーも「ちゃんと」したままサロンへ行った。
クリスマスツリーの周りにプレゼントいっぱい。朝食後、包装紙をビリビリ言わせながら開封し、贈り主にひとりひとりありがとうのビズ(頬と頬のキスね)。今日も何回しただろうか。ちょっとしたパーティなどでは、こんにちはのビズと、おめでとうのビズ、それにさようならのビズで日が暮れそ、と思うことがよくある。子供たちへのプレゼントはサンタさんからなのだろうか、贈り主不明でした。サンタさんありがとう~☆
メリー☆クリスマス
というわけで、リモージュのおばあちゃんのおうちに来た。飾り付けられたクリスマスツリーや火の灯った暖炉が、絵本の中のページのように、幻想的だった。全員大集合なので、板を継ぎ足して、貴族みたいな長ーいテーブルで食事。そして夜の間に、プレゼントをクリスマスツリーの周りに並べるそうだ。あの、日本でよくある、プレゼント用の靴下は見当たらなかった。なんで靴下なんだ?アメリカの習慣なのかな?明日の朝が楽しみだね~。よい子は早く寝るんですよ~。
ミスフランス論議
エキゾチック・ジャパ~ン
べたーに金閣寺なんて行ってみた。外人連れじゃなかったら、まず選ばないだろう。まみぞーは、個人的には銀閣の主張しすぎないわびさびな趣のほうが好きだ。ところが、行ってみると、なかなかよかった。紅葉が真っ赤な絨毯を作り、風もない穏やかな秋晴れで、池には見事な逆金閣。近くにいたツアーのガイドに聞き耳を立てていると、こんなきれい映る日は、なかなかないと言っていた。そして、旦那ちゃんも感嘆のうめき声をあげていた。
北山から、二条城を通って、河原町まで歩いた!遠かった!もともと歩くのは好きだが、妊娠中から、産後も、ゴロゴロ家にばかりいてこんなに歩くことが全くなかったので、久しぶりにいい汗かいた感じ。赤ちゃん連れの移動とは時間のかかるもので、あっちでオムツ購入、こっちで授乳とオムツ変え、金閣に着いた頃にはすでに日が傾いており、二条城通過の頃にはもう日が沈んでいて、実際には寒くて汗などかいていないのだが。
旦那ちゃんは、多くの外人の例にもれず、いや、日本人も同じかな、すっかり京都の魅力にとりつかれている。しかし、彼らの求める和風でエキゾチックでというレベルでは、奈良も悪くないんじゃないかと思う。次回は、奈良まで足を延ばしてみよう。
サービスいっぱいのジャポン
旧友と金沢で待ち合わせ。旦那ちゃんに運転してもらった。免許の問題がある。外国で運転するなら国際運転免許証!と思うのだが、必ずしもそうではないようだ。「フランスで取得の国際免許証で、日本での運転はできない」とある。しかし、「フランスの免許証の公的翻訳を携行することによって日本での運転が可能」なのだそうだ。どうちがうのか・・・。お役所の決め事はよくわからん。ともかく、JAFでその公的翻訳とやらを出してくれるらしく、じゃあ金沢のJAFへ行こうと思った。だから、まだ翻訳はないのに、まみぞーはこわいので、彼に運転してもらったのだ。
途中、すべての車が側道に誘導されていた。やばい(><)コントロールだ。「知りませんでした、ごめんなさい」としれ~っと言わねば!ドキドキ。しかし、それは、交通安全協会の、安全運転でよろしく粗品キャンペーンで、ティッシュやらごみ袋やらの入った小袋をくれただけでさようならだった。ふぅ。フランスに帰ってから、もちろん旦那ちゃんはそれをネタにしていた。「日本はやっぱり親切だよ!わざわざ止められて、てっきりコントロールかと思ったら、道でみんなにプレゼントしてるんだよ!」と。確かに、こんな光景フランスで見たことはない。
無事に金沢まで到着。兼六園と茶屋街を散策、それに金箔やさんで金箔入りのお茶をもらい、豊臣秀吉の茶室を再現したという、3000万円もする茶釜の置いてある、金ぴかの茶室の前にちょこんと正座をして写真を撮ってきた。これらは無料なのだが、出るときに、なんか買ってけよ~的ビームをひしひしと感じ、でもちょっと高いよ、あぶらとり紙くらいならなんとか、でもフランスじゃ、あぶら出ないから使わないしな(そうなんです、湿度が低いからか、あぶら出ないの!遊びに来た友達は化粧のノリがいいとかくずれないとか言ってた)。。。と、もじもじしていたら、べべが泣き出してくれたので、ごめんなさーいすぐ出まーす、と脱出成功した。
二人きりの大広間
朝食もやはり、昨晩の大広間だった。夜よりテンションが低い分、さらにぽつーんとなった。みんなは帰る前にもうひとっ風呂いただこうと、とっとと食べて退散したが、父は、また旦那ちゃんをひっかけて、大広間で二人っきり、朝っぱらからビール大瓶4~5本も飲んで正月みたいな顔をしていた。
こうして、父のGrand Jourは、日常と変わらず、飲んだくれて終わっていった。
ぽつーーーん。
一世一代の Grand(=大きな)jour(=日)
何年ぶりだろう、もしやこの顔ぶれでは初めてかもしれない、家族みんな(父、母、まみぞー夫婦+べべ、姉夫婦+娘)で温泉旅行。見るからに着慣れていない紺のジャケットで正装風にしても、足元は運動靴で、田舎の高校生みたいな出で立ちの父に、"Hou la la, il est un grand jour pour lui, non?"とうれしそうに冷やかす旦那ちゃん。ほんとに、父にとってこの日は、一大イベントであるにちがいない(旅館代という投資額も、彼にとっては並々ならない!!)。
義兄の運転で、まずは近くの神社に寄って、べべの「百日の御参り」とした。その後1時間半ほど走って宿へ到着、義兄チョイスの、その山の中の温泉旅館は、全くすばらしかった。父は、いつまでも照れくさいのか、着いた瞬間からビールを取り出し、旦那ちゃんに振る舞い、もちろん自分が率先して飲み、夕食前までに、冷蔵庫の全てのビールを空けてしまった。(高いぞー、旅館の冷蔵庫!!)旦那ちゃんは露天の混浴を覗いてビビっていた。まみぞーも得意じゃない。かくしてせっかくの珍体験のチャンス、混浴浴場は未踏に終わった。ちょっと後悔。
夕食は、大広間だった。ほんとに、社員旅行の宴会をやるような「大」広間で、真ん中に、たった8人ぽっつーん。ちょっとさみしー。という感じだったが、そんな。人数に応じた広さ、という観念のない旦那ちゃんは、「うっわ、やっぱり日本はわけがちがうな!ひっろいなー!!タタミ、タタミ!(パリの)家にもほしいね!」とどこまでも続く畳の間にウハウハだった。
ぺったんこちゃん
「あら、赤ちゃん。あれ?名前知らない。なんていう名前なの?」
「エタン。」
「え?なに?」
「エタン。」
「え?ペッタンコ?」
「ちがう、エ・タ・ン。」
「あ~、ペッタンコちゃんていうの、かわいい名前だね~。ペッタンコ。ペッタンコ。・・・変わった名前だね。」
「(すでに笑いがとまらないまみぞー)ちがう、エ!タ!ン!」
「え?ドボン?」
もう、おかしくて、これ以上訂正できませんでした。ひいばあちゃんは、結局この後も一度もべべをエタンと呼ぶことができませんでした。