イタリアのシンフォニック・テクニカルデスメタルバンドFleshgod Apocalypseの6thアルバムとなる新譜『Opera』をサクッとレビュー。
Fleshgod Apocalypse - Opera
フレッシュゴッド・アポカリプス - オペラ
トラックリスト
- Ode to Art - De' Sepolcri
- I Can Never Die
- Pendulum
- Bloodclock
- At War With My Soul
- Morphine Waltz
- Matricide 8.21
- Per Aspera Ad Astra
- Till Death Do Us Part
- Opera
楽曲ごとの感想/レビュー
ということで、この曲に続く2曲の前に、この『I Can Never Die』が、完全にこのアルバムの核となる曲であり、リードトラックでしょう。
怒涛のツーバスドラミングがリードする暴虐テクニカルデスメタル。とは言え、サビの女性Vo.がキャッチーであったり、ギターソロは泣きメロであったりする。
3.4曲目は先行シングル曲であり、既にレビュー済みのため、よかったらこちらをどうぞ。
6.Morphine Waltz
ワルツでなので3拍子ではあるけど、テクニカルデスメタルっぷりが炸裂するちょっ速の三拍子です。
アルバム中屈指の攻撃的な楽曲。
8.Per Aspera Ad Astra
と思ったけど、ブラストビートが炸裂するこちらがアルバム一の攻撃的な楽曲ですね。(多分)
タイトルの読み方は「ペル・アスペラ・アド・アストラ」で、ラテン語のタイトルだけれど、意味自体は日本語で「苦難を乗り越えて星々(目的地、目標)へ」という意味であるため、暴虐性とは裏腹に前向きなタイトルである楽曲であると思われる。
展開も単調ではなくまさに様々な苦難を乗り越えるべく多様であるため、一聴の価値はあるかもしれない。
とは言え、一般的には全然オススメしません。デスメタル聴いてシンプルにストレス発散してスカッとできるって人や、展開に酔えるって人にはいいかましれませんね。
個人的にはこのアルバムのハイライトであり、アルバム中1番好きな曲かもしれない。
総評
紹介した以外の曲では、キャッチーな曲があったり、スローな曲があったりで、意外とバラエティに富んだアルバムであるといった印象。
更にシンフォニック混じりのテクデスバンドのアルバムで10曲入りとは言っても、全部で43分というコンパクトさ。故にサクッと聴きやすいと言えば聴きやすいし、物足りないと言えば物足りないし。
かと言って一般にお勧めできるようなものでもやっぱりないし。
個人的には好きですけどもね。



