いつでも“好き”って言えたのに。
おっさんを乙女にさせたラブコメ映画『あと1センチの恋』をドキをムネムネさせながらレビュー♡
あと1センチの恋
原題:Love, Rosie
制作年:2014年(イギリス/ドイツ)
ジャンル:ラブロマンス/コメディ
監督:クリスチャン・ディッター
脚本:ジュリエット・トウィディ
原作:セシリア・アハーン(『愛は虹の向こうに』)
キャスト:リリー・コリンズ、サム・クラフリン、and more…
♡『あと1センチの恋』のあらすじ♡
ある日ある人の結婚式、ロージー(リリー・コリンズ)はスピーチをしながら過去を回想。
時を遡り、6歳の頃から幼馴染で親友のロージーとアレックス(サム・クラフリン)。二人はよくお互いの夢の話をしていた。そしてハイスクールを出たらイギリスから出てアメリカのボストンの大学へ進学しようと約束。2人共に見事大学合格の切符を掴むことになるのだったが…。
『あと1センチの恋』のおっさんホイホイキュンキュンレビュー!(ネタバレ大アリ)
これは良いラブコメを観ましたぞ!6歳から幼馴染の男女。ありそうでめちゃめちゃありそうな設定。どころか、設定もクソもそこら辺でありふれてそう。
でもね、これはもう恋人の距離感じゃん?その恋人までの微妙なディスタンス(距離)がもどかしいですぞ!
お互いが思いを告げるべきなのか否かという葛藤。元々近すぎてね、怖いんだはな。拒絶されることも、関係性がぶち壊れてしまうことも。
人はそう。安定を求める生き物でもあるから、コンフォートゾーンからは中々抜け出せない。
童貞であることの悩みとかそんかことまで打ち明けるような間柄なのに。何もないはずもなくってならないのがこの映画。
まぁ何事かあったらそもそも映画として成立しないか。
映画冒頭、なんとアレックスの結婚式のスピーチをすることになるロージー。
彼女は「今日は人生で最高の日だ。」みたいなことを言うんだけれどもね、でもこの顔である。茫然自失。
だがしかし、その結婚式よりずっと前、ロージーは別の男との一夜の営みにより、お腹に子供を宿す事に。
テメー絶対に童貞やんな?3擦り半くらいで昇天しとったやんな?とんでもない早漏やな。どうだった?よかったかい?じゃねーよ?オマケにコンドーム消失事件簿。どこに行ったんやコンドーム?ってあーた、そんなもんどこにも行ってねぇよ。答えは己の中にある!あるあるでアル。(いい加減にしなさい)
えぇ表現が多少どストレート過ぎたことをお詫び申し上げ…
るわけがねぇだろうが!知ったことか!ここはワシの庭じゃ!コンプラやらポリコレ棒へし折ったる!
This is the last time
Welcome to the garden of Destruction!
はい。そのアレックスとは別の男と一夜を営んでからの一連のシークエンスは物凄い爆笑してましたね。
結局最終的には産科医に診てもらうことになったんだけれど、その産科医の名前がディック。まぁ!素敵なお名前!
はい。でもね、これが一夜の過ちだったとは言えないわけなのよね。子供ができて、最初は養子に出すとかって考えもあったけれど、産んでしまったら物凄い母性が芽生えて、すっごい愛を与えて育てることにしたから。
だからあの夜を過ちだったと言う事は、愛する我が子の存在を否定する事になるから、絶対に言えない。
ということで、ボストン行きを諦めたロージーにとって、あと1センチの恋は、あと1センチの夢でもあった。彼女はボストンでアレックスと過ごしたかったし、ホテルの経営学を学びたかったからね。
晴れて母親になったロージーだけれど、今まで言わずに封印していたことをオレは今から言う。
リリー・コリンズ(フィル・コリンズの娘)きゃわゆい!♡
現在35歳、当時25歳くらいですって。おっさんホイホイにも程があるだろ。
そして彼女は現在チャーリー・マクダウェルと婚姻関係にある。つまり、義父はマルコム・マクダウェルという事であり、マルコム・マクダウェルは『時計仕掛けのオレンジ』のアレックスである。
おーう。ここでまさかのアレックス繋がりって強引すぎるなこれ。
パパで言えば、この映画のロージーのパパはとてもよかった。ホント素敵なパパだった。
さては貴様らツインレイの関係やな?(突然スピリチュアル)
そんな感じでお互い紆余曲折を経ながらのすれ違いにすら違う人生。最後は収まるところに収まってちゃんちゃんっていう、結局二人にとってはただのハッピーエンドなんだけれどもね。
総評
偶にはコメディで笑ってロマンスでキュンキュンするのもいいんでねーか?オッサンはチョロいから余裕で策略に嵌りました。多分ターゲット層からズレてんのやなかろうかと思うんですけれども。オレ、プリキュアくらいピュアやから…
おっさんかてキュンキュンしたって、てか恋したってよかろうがい!
ワシのツインレイどこぉ!?ってことで…
星3.5!(泣きはしなかったから)
あなたがどこにいて、何をしていても、私の気持ちは変わらないわ。今までも、これから先もずっと、私はあなたのことを、正直に心から愛してる。
彼は大きな傷を負い、心の穴を埋めるために別の子を探し求める。そして結婚してから自分に言い聞かせるんだ。彼女は完璧だと。幸せな結婚生活だ。でも穴は埋まらない。