傷つくのが 怖くて 何もできなくなる
いつか夢が叶うと 僕は願う
Dir en grayインディーズ期2枚目にしてラストシングル『-I'll-』とB面の楽曲『虜』についての解説のレビュー
Dir en grey - -I'll-
ディル・アン・グレイ - -アイル-
1998年8月12日リリース
オリコンシングルチャート7位
『-I'll-』
インディーズの楽曲ながらオリコンシングルチャート7位にランクインし、15万枚を売上た脅威の楽曲。
深夜番組『ワンダフル』内で放送されていたアニメ『浦安鉄筋家族』のオープニングテーマソングである。DAMだとカラオケで入れると『浦安鉄筋家族』の登場人物たちがなんか爆走していたりとかする。
この曲を契機にインディーズとしては初の日本武道館でのLIVEを行い、程なくしてX JAPANのYOSHIKIプロデュースでメジャーデビューすることとなる。
ということでI'll for you!
この間も、地獄の居酒屋カラオケコーナーの一発目で歌ったりましたけど…
私としてはポピュラーな楽曲の部類でのカラオケの十八番である!(聞いてない。)
イントロのディレイを駆使したギタープレイからして既にキャッチー。メンバーとしては夏をイメージした曲だったらしく、実際イントロだけなら夏っぽさを感じるけれど、ボーカルの京が「寂しい感じがした」ということで冬をイメージした歌詞となっている。
詩のイメージだけで楽曲の聴こえ方がガラッと変わってくるんだから、やはり音楽に於いて歌詞というものは非常に重要となってくる。
“季節が 雪を降らした そんな夜
君が僕に贈った愛の花束 造型の毒の花束”
メロディアスでキャッチーでDir en greyとしてじゃなくても分かりやすくて、非常にイイ楽曲だね。25年以上経っても名曲である。何気にベースのToshiyaが楽曲全編に渡ってメロディアスなラインを奏でているのもポイント高し。(サビではボーカルの邪魔にならないようにする為か、基本ルート弾いてるけれども。)
そしてDir en greyはここから進化・深化を重ねてモードチェンジしていくこととなる。
B面『虜』
ドラムのShinya作曲によるシンコペーション連発の疾走曲。いかにもV系な楽曲でございますね。というか、この辺はLUNA SEA直系かなという感じがします。
ボーカル京さんの歌がメチャメチャ不安定なのはご愛嬌。
Dir en greyのファンはファンであることを虜と自称しますが、その虜の由来になった曲ではなく、本当の由来はギターのDieが何かの雑誌で「虜になる」という言葉と共に掲載されていた為らしい。
どっちゃでもええわ!
曲の最後にShinyaによる謎のドラムソロのようなものが20秒ほど行われながらフェードアウトしていく。
一応貼っとくけ?(勝手にやれ。)
ところで、Ameba blog for businessから7月も素敵な月になりますようにってメッセージが来たけど、誰が6月は素敵な月やったって言うたんや。
素敵な月やったけど。