昨日、知人であるM君に会いました。
その時M君の知人であるT子さんという人も一緒だった。
T子さんは22歳。
自分がT子さんに会うのは今回が初めて。
そこでT子さんがこんなことを言う。
「(すきぴ)って言葉を知ってます?」
神崎「(スキヤキピーマン)のことだろ? 最近ではスキヤキにピーマンを入れて食べるのが流行ってるって聞いたことがあるよ」
T子さん「そうそう、スキヤキにピーマンを入れると美味しいですよね……ってそんなわけないでしょう」
神崎「(好きなピープル)の略だろ」
T子さん「ええ。あたしのお父さんは(すきぴ)を知らなかったんです」
神崎「知らない人も結構いるんじゃないかな。でもすきぴって恋愛対象だけじゃないんだろ?」
T子さん「ええ、そうですよ。いろんな意味で好きな人ってことです。それであたしのすきぴは誰やと思います? 今から3つ言いますから当ててください。1人目はキラ・ヤマト。2人目は工藤新一。3人目は空条承太郎」
神崎「え、キラ・ヤマトってクロネコヤマトの子会社?」
T子さん「ええ、そうですよ。キラ・ヤマトはクロネコヤマトの子会社です……ってそんなわけないでしょう」
神崎「君はアニメ好きなんだな?」
T子さん「ええ、そうです」
神崎「さっきの質問だけど……正解は工藤新一」
T子さん「残念、はずれです。正解はキラ・ヤマト。キラ・ヤマトを知ってます?」
神崎「もちろん。ガンダムだろ」
T子さん「ええ。映画は2回観たんですよ」
M君「T子ちゃんはほんまにアニメが好きなんですよ。まあ俺も好きですけどね」
その後M君がこんなことを言う。
「このあいだ職場の人たちと食事に行ったんです。そこで新入社員の女の子が誤ってコップを倒しました。水やったんですけどね。それで俺の膝が濡れたんですよ。するとその子がこう言いました。(あ、すみません)って。だから俺は(ええよ、ええよ。大したことやない)って言いました。でもこういう時って何かおもろいことを言うべきでしたかね?」
神崎「それならこう言えば良かったんじゃないか? (ええよ、ええよ。でもできたら、ドリンクを頭からかけられたほうが良かったかな。そしたら水もしたたるいい男に変身できたのに)って」
M君「確かに俺は水もしたたるいい男ですよ」
神崎「こういう場合、(ナイスジョーク)って言えばいいのか? それとも(今のは魂のこもった渾身のジョークを言うことに成功したぞ)って言ったほうがいいのか?」
M君「今のはジョークやありません」
T子さん「え、そうなんですか? ジョークにしか聞こえませんでしたよ」