月曜日に知人であるM君とその奥さんであるN子ちゃんに会いました。
そこでM君がこんなことを言う。
「3日前ある知人の家で食事をご馳走になりました。その人には5歳になる娘のE子ちゃんがいます。食事の最中、ある会話の流れから俺がE子ちゃんにこう言いました。(E子ちゃんはじゃじゃ馬みたいやね)って。そしたらE子ちゃんが泣いたんです。(あたしは馬じゃないもん)って。その後なかなか泣き止んでくれなかったんですよ。ほんまに困りました。なんかおもろいジョークがないか必死に考えたんですけど、結局何も言えなかった。こういう時って何を言えばいいんですかね?」
神崎「それは難しいな。俺にもわからないよ。でももし子どもを泣かせたあと笑わせることができたらそれはすごいことだと思う。なかなかできることじゃないよ」
M君「でも子どもを泣かせてから、すぐに笑わせることができたら、それはマンガ的なことですよね?」
神崎「うん、そうかもな。自分から底なし沼に飛び込んで、ムンクの叫びのような表情を浮かべたあと沈んでいく。しかしその数秒後、光り輝くオーラをまとってから飛び上がって復活するぐらいマンガ的なことだよ」
M君「マンガ的なことを起こすのは奇跡に近いですよね。それに俺は今、仕事で行き詰まってます。何とか乗り越えたいんですよ。でも壁が高すぎるような気がして……」
神崎「俺は高い壁ほど乗り越えた時の爽快感は格別だと思ってる。まあ口で言うのは簡単だけど」
M君には壁を乗り越えてほしいと思っています。
あとM君がこんなことを言いました。
「俺は勘の鋭い人間になりたいんです」
M君はネットでこんなことを知ったそうです。
勘が鋭い人は相手の目を見て話す傾向が強い。
勘が鋭い人は相手の些細な目の動きから心情を推し量ることが得意と言える。
勘が鋭い人はトラブルを未然に回避することができる。
それは物事を敏感に察知することができるから。
例えば人間関係において「この人とは何となく合わないな」「変な感じがする」といった違和感に気づける。
だからそういう相手とは距離を取ってトラブルを避けることができるんです。
つまり勘が鋭い人は危機管理能力が高いと言えるでしょう。
変化に気付くことができる。
勘が鋭い人は物事でも人でも、変化にすぐ気づくことができます。
洞察力に優れているから、具合の悪そうな人にすぐ気づいたり、危険を回避できたりする。
どうすれば勘の鋭い人間になれるか。
それは経験値を上げること。
経験は自分の気づかないうちに勘を鍛えてくれる。
無意識下で現在の状況と過去の経験を結びつけ、適切な対応ができるように手助けしてくれるんです。
この話を知って、生きていく上で勘の鋭さは大事だと思いました。
あとN子ちゃんが勘の鋭さについてこんなことを言う。
「あたしのお母さんは勘が鋭いですよ。昔は彼氏ができた時はこっちが何も言ってないのに、そのことに気づくんです。あとMと喧嘩して上手く行ってない日が続くと、そういう時にお母さんに会ったら(M君と上手く行ってる?)と聞いてきます。あたしの表情からそれを読み取るんですよ」
神崎「N子ちゃんのお母さんは観察力もすごいんだと思う。俺の知人にSさんという人がいるんだ。Sさんは糖尿病で食事には気をつけなければいけない。Sさんの奥さんであるA子さんもそれをちゃんと理解してる。でもSさんは甘いものも脂っこいものも大好き。それでSさんが外でとんかつと大盛りのご飯にケーキを3つ食べて帰って来た時、すぐに気づいたんだ」
N子ちゃん「すぐに気づくってすごいですね」
神崎「A子さんはSさんがとても幸せで満足そうな表情をしていることに気づいた。それは今までも見たきた表情なんだ。Sさんが好きなものを食べた後に見せる表情。それを今まで何度も見てきたから」
M君「なるほど……やっぱりそういうのは表情に出るんですね」
神崎「勘が鋭いっていうのは、観察力もあるってことなんだよ」