知人であるYさんとその奥さんであるU子さんに会いました。
そこでYさんがこんなことを言う。
「俺の友達には25歳の娘がいてな。その子はまったく男を見る目がないんや。好きになる男がどうしようもない。もうちょっとましな男を選んだらええのに」




神崎「つまりその子はアヒルを見て(あの白鳥かわいいわね)って言うタイプの女性ですね」




Yさん「どういう例えや?」




神崎「アヒルが白鳥に見えるんですよ。ほかの人にはちゃんとアヒルに見えるというのに」




Yさん「なるほどそういう意味か。でもアヒルが白鳥に見えるんはまずいな。聞いた話やと相手の男は競馬が好きらしい」




神崎「筋金入りのフェミニストがその話を聞いたら発狂しながら叫びますよ。(ダメだダメ。そんな男とつき合っちゃいけないんだ)」




U子さん「そういう女は苦労するで」




Yさん「U子は男を見る目があるもんな。俺と結婚したんやから」




U子さん「え? あたしって男を見る目があるん?」




Yさん「当たり前やないか。U子の夫は俺やぞ。これほどできた男も珍しいやろう」




U子さん「神崎君、こういう場合は何て言えばええと思う?」




神崎「そうですねぇ……こう言えばいいんじゃないですか。(あんたも女を見る目があると思うでぇ、あたしと結婚したんやから。あたしほどのスーパーガールは珍しいやろう)」




U子さん「スーパーガールか。それはええね」




神崎「ええ、人の心をちょっとくすぐるにはちょうどいいジョークだと思います」









あとYさんがこんなことを教えてくれました。


日本には褒める文化がそれほど浸透していない。
「言わなくてもわかるだろう」「厳しく鍛えることが相手のためになる」という意識が根強い。
でも今の時代にそれは向いていない。

褒め上手な人のほうがいろんな意味で社会で成功できる。


そしてYさんは恥ずかしがってはいけない、と言う。
そのうえお世辞も言ってはいけない。

褒めることはお世辞を言うこととイコールじゃない。
大げさに言うのではなく、事実に基づいて良いと思った点や評価できると感じた点を素直に伝える。


褒める時はさらっと言うほうがいい。
例えばこんな感じで。
  「お疲れ様です。○○さんの机はいつも綺麗で整理が行き届いてますね」



あと朝礼や会議など関係者がたくさん集まる場で褒めるのもいい。
褒められた本人はもちろんのこと、他の人たちにも「自分も褒められたい!」という気持ちが起きる。
その結果モチベーションアップの効果も期待できる。




神崎「Yさんは会社でよく人を褒めるんですよね? 前にもそんなことを言ってましたから」




Yさん「うん、いいと思った時は素直に褒めるで。そうすることで職場の雰囲気が良くなるんや。そのうえ褒められた人間もやる気が出るしな。それに家庭でも俺はU子のことを褒めてるでぇ」




U子さん「確かにあんたは褒め上手やと思うよ。ジョークやギャグももっと上手になればええのにね。そうなれば鬼に金棒やと思う」




Yさん「こういう場合は虎に翼と言うてくれんか。神崎もそう思うやろ?」




神崎「そうですね。虎に翼のほうがかっこいいですよね。でもYさんにはかっこよさより面白さがあればそれで十分だと思います」



Yさん「神崎、俺を見くびってもらっちゃ困るで。俺にはかっこよさもある」




U子さん「自分で言うたら世話がないなぁ。でもあんたの面白さを一番理解してるのはあたしやと思うで」




Yさん「うん、それは嬉しい」







U子さんのように最初は厳しいことを言っても最後は褒める。
こういうのもいいと思います。






































たまにしか食べないけど、牛丼は美味しい。






レーズンのパン

これもたまに食べるんだけど美味しい。
レーズンとパンの相性はいいなって思います。