知人のYさんの奥さんであるU子さん。
彼女は20代の頃からトム・クルーズの大ファン。
写真集も持っていたそうです。


でもU子さんは半年前にその写真集をメルカリに出品した。
その結果500円で売れたそうです。



U子さん「まあ、昔の写真集やから、500円で売れたのはええほうかな」




神崎「U子さんはもうトム・クルーズのファンをやめたんですか?」




U子さん「昔ほどの気持ちはないで。それにあたしがトム・クルーズの写真集をメルカリに出品した時、この人(Yさんのこと)は何て言うたと思う?」




神崎「そうですねぇ……。『トム・クルーズの写真集がなくなるわけやろ。なら俺が自分の写真集を作ってU子にプレゼントしようか?』」




Yさん「そんなこと言うわけないやろ」




U子さん「この人の写真集じゃ1円でも売れんよ」




Yさん「いや、そうとも限らんぞ。ブックオフに持って行ったら、案外いい値がつくかもしれん」




神崎「本気で言ってるんなら、どうかしてますよ。割り箸10本で交換してくれたら、それだけでラッキーと思うべきです」




Yさん「何で割り箸やねん」




U子さん「神崎君、それは割り箸1本の間違いとちゃう?」




神崎「そうですね。割り箸1本の間違いです」







その後Yさんがこんなことを教えてくれた。








人間というのは自分が知らなかった長所を教えられると嬉しくなる。



つまり人間というのは自分のことをわかっているようでわかっていない。
他人の指摘によって、自分の意外な一面を知ることもある。






だからその人が自分でもわかっていない長所を教えてあげる。
すると喜んでもらえるという。







人間は自分自身の長所を知ると希望が湧いて嬉しくなる。
その上その長所を活かして、さらに成長しようという気持ちになる。

 





Yさんはこれまで自分の部下の長所を発見しては、その都度知らせてきたという。








Yさん「相手のいいところに目を向ける。これが人間関係において非常に重要やで。相手のいいところに目を向けていれば、向こうもこっちのいいところに目を向けてくれる。その結果より良い関係が生まれるんや」




神崎「Yさんの一番いいところはジョークでスベっても、まったくめげないことだと思います。そして人と楽しく会話をしようという気持ちが伝わってくる。“スベるのは俺だけで十分”とすら思っているような雰囲気があります。“相手が楽しんでくれたら、それだけで俺も楽しい”と思っていませんか?」




Yさん「神崎もたまにはええことを言うなぁ。そのとおりや。俺はそういう人間やでぇ」

 

 
U子さん「そういうふうに言えば、どれだけスベってもマイナスにはならんもんね。まさしく愉快な話やと思うでぇ」

 

 
Yさん「俺は愉快なことが大好きや」

 

 

 

 


 


 















 
ハンバーグ弁当

旨みと食感に風味。
この3つのバランスが良く美味しいです。