石井道明の海外物販ニュース解説、2026年10月11日号をお届けします。物販・無在庫販売に取り組む方に向けて、今日はブラジルの越境EC関税制度の変更についてお伝えします。

 

■ 何が起きたか

 

JETROの報道によると、ブラジルで2026年9月10日に法律第15,502号が公布され、個人消費向け越境EC商品の輸入税制度が確定しました。

・50ドル以下の商品:輸入税率0%(免税)

・50ドル超3,000ドル以下の商品:輸入税率60%(控除額30ドル)

・いずれも州税ICMS(17〜20%)は別途課税されます

対象は「レメッサ・コンフォルメ」に登録された越境ECプラットフォームを通じた取引です。この枠組みは2024年8月に始まり、2026年5月12日の大統領暫定措置令で財務省に税率を引き下げる権限が与えられ、今回の法律で正式に確定しました。

 

■ 小規模事業者にとっての意味

 

今回のポイントは、「50ドル以下なら免税」というラインが法律として確定したことです。無在庫でブラジル向けに商品を出す場合、50ドルという価格帯に商品設計を合わせられれば、関税コストを気にせず販売できる余地が広がります。一方で50ドルを一歩超えると60%の関税に州税ICMSが重なり、実質的な負担は大きいままです。価格帯によって明暗が分かれる制度だと理解しておく必要があります。

 

ブラジルは人口が多く、EC市場も伸びている国です。米国やEUに比べると参入している日本の無在庫事業者はまだ少なく、今回の免税ラインの確定は参入のハードルを下げる材料になります。様子を見るだけでなく、価格帯を絞って小さくテスト出品してみる価値はあると私は考えます。

 

越境ECの税制は国によって頻繁に変わります。よくある失敗は、過去に調べた税率のまま仕入れや価格設計を続けてしまうことです。半年前の情報を信じて動くと、想定していた利益が出ないという事態になりかねません。

 

■ 今すぐできること

 

・ブラジル向けに商品を出す場合は、価格を50ドル以下に収められる商品ラインを優先的に検討する

・出店先が「レメッサ・コンフォルメ」に登録されたプラットフォームかどうかを事前に確認する

・50ドルを超える商品は、関税60%とICMS17〜20%を含めた最終価格で利益が残るかを先に計算する

・ブラジルに限らず、出品国の関税制度は年に1〜2回は見直す習慣をつける

 

物販・無在庫販売は、仕入れ値と販売価格だけでなく、こうした税制の変化が利益を左右します。海外仕入れ・越境ECに取り組む方は、今回のようなルール変更を定期的にチェックしておくことをお勧めします。

 

─────────────

 

■ この話を深掘りした有料note

 

関税ラインの変化で「どこで利益が残るか」を見極める手順をまとめました

▶ 「売れているのに残らない」の正体を、週1回AIに暴かせる

https://note.com/ecbuppan/n/naa1df4f54002

 

石井道明の物販・輸入ビジネス解説は毎日更新しています。

 

#石井道明 #物販 #輸入ビジネス #無在庫販売 #副業 #越境EC #貿易 #海外仕入れ石井道明の海外物販ニュース解説、2026年10月11日号をお届けします。物販・無在庫販売に取り組む方に向けて、今日はブラジルの越境EC関税制度の変更についてお伝えします。


■ 何が起きたか


JETROの報道によると、ブラジルで2026年9月10日に法律第15,502号が公布され、個人消費向け越境EC商品の輸入税制度が確定しました。
・50ドル以下の商品:輸入税率0%(免税)
・50ドル超3,000ドル以下の商品:輸入税率60%(控除額30ドル)
・いずれも州税ICMS(17〜20%)は別途課税されます
対象は「レメッサ・コンフォルメ」に登録された越境ECプラットフォームを通じた取引です。この枠組みは2024年8月に始まり、2026年5月12日の大統領暫定措置令で財務省に税率を引き下げる権限が与えられ、今回の法律で正式に確定しました。


■ 小規模事業者にとっての意味


今回のポイントは、「50ドル以下なら免税」というラインが法律として確定したことです。無在庫でブラジル向けに商品を出す場合、50ドルという価格帯に商品設計を合わせられれば、関税コストを気にせず販売できる余地が広がります。一方で50ドルを一歩超えると60%の関税に州税ICMSが重なり、実質的な負担は大きいままです。価格帯によって明暗が分かれる制度だと理解しておく必要があります。


ブラジルは人口が多く、EC市場も伸びている国です。米国やEUに比べると参入している日本の無在庫事業者はまだ少なく、今回の免税ラインの確定は参入のハードルを下げる材料になります。様子を見るだけでなく、価格帯を絞って小さくテスト出品してみる価値はあると私は考えます。


越境ECの税制は国によって頻繁に変わります。よくある失敗は、過去に調べた税率のまま仕入れや価格設計を続けてしまうことです。半年前の情報を信じて動くと、想定していた利益が出ないという事態になりかねません。


■ 今すぐできること


・ブラジル向けに商品を出す場合は、価格を50ドル以下に収められる商品ラインを優先的に検討する
・出店先が「レメッサ・コンフォルメ」に登録されたプラットフォームかどうかを事前に確認する
・50ドルを超える商品は、関税60%とICMS17〜20%を含めた最終価格で利益が残るかを先に計算する
・ブラジルに限らず、出品国の関税制度は年に1〜2回は見直す習慣をつける


物販・無在庫販売は、仕入れ値と販売価格だけでなく、こうした税制の変化が利益を左右します。海外仕入れ・越境ECに取り組む方は、今回のようなルール変更を定期的にチェックしておくことをお勧めします。


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関税ラインの変化で「どこで利益が残るか」を見極める手順をまとめました
▶ 「売れているのに残らない」の正体を、週1回AIに暴かせる
https://note.com/ecbuppan/n/naa1df4f54002


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