抜歯を伴う歯列矯正でトラブルを起こしやすいのは、過蓋咬合(ディープバイト)です。

過蓋咬合によって、前歯の噛み合わせが強くなり、奥歯の噛み合わせがしっかりと合わなくなることがあります。

これを放置してしまうと、咀嚼機能不全を引き起こし、歯ぎしりや食いしばり、さらには頭痛や首や肩の慢性的なコリなどの体調不良を引き起こします。

したがって、抜歯矯正では、過蓋咬合とならないような配慮が必要となるのです。


では、前回の続きです。

 
 11か月後。バイトオープニング(かみ合わせを浅くする)と前歯のリトラクション(後方移動)を積極的に行っていく。


 12か月後。バイトオープニングとリトラクションがわずかに進んでいるのが分かる。


 14か月後。バイトオープニングが進み、下顎前歯のブラケット及びワイヤーがよく見えるようになっている。前歯のリトラクションをさらに進める。



 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

(続きはpart6へ)

 
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