矯正治療では、歯や下顎の移動や誘導のために、顎間ゴム(エラスティック)を割と頻繁に使用します。

顎間ゴムを歯科医師の指示通りに使わないと、歯は一向に動かず、ただ治療の期間だけが過ぎていくことになります。

中には、顎間ゴムをきちんと使っていないヒトもいますが、顎間ゴムを使用しているかしていないかは、歯科医師が見ればすぐに分かります。

嘘をついてもダメですよ(笑)

きちんと使いましょう。


では、前回の続きです。


 60週。下顎の犬歯と側切歯の間にあった隙間はほとんど閉じている。上顎にはまだ隙間が残っている。


  同60週。顎間ゴムを下顎6番と上顎のフックにかけ、上顎4前歯を後方移動(リトラクション)している。顎間ゴムを使用しないと、歯は全く動かないので注意が必要。


 62週。上顎ワイヤーにV-loopを組み込み、4前歯を積極的に後方移動する。V-loopを開くことで矯正力を発現する。

  
 67週。上顎犬歯と側切歯の間にあった隙間が閉じてきているのが分かる。さらに、V-loopを活性化して隙間を閉じていく。
 

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