我が国の総人口は、平成26(2014)年10月1 日現在で1億2,708万人となり、減少傾向にあります。
内閣府の高齢社会白書によると、
●65歳以上の高齢者人口は過去最高の3,300万人(前年3,190万人)。
●65歳以上を男女別にみると、男性は1,423 万人、女性は1,877万人で、性比(女性人口100 人に対する男性人口)は75.8。
●総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は26.0%(前年25.1%)。
●「65~74歳人口」(前期高齢者)は1,708万人、総人口に占める割合は13.4%。
●「75歳以上人口」(後期高齢者)は1,592万人、総人口に占める割合は12.5%。
(内閣府ホームページより引用)
現在、総人口に占める65歳以上の高齢者の占める割合は26.0%であり、4人に一人は高齢者という時代です。
2060年には、高齢化率はおおよそ40%にのぼり、2.5人に一人が高齢者になるとされています。
高齢者の定義そのものを変えればよいのかもしれませんが(笑)、65歳では現役を引退することができない時代になっているでしょう。
世界的に見れば、人口はすでに70億人を突破し、今後も増加を続け、100億人にまで増えることが予想されています。
しかし、先進諸国のような成熟した社会では、人口減少は避けることが出来ない必然といわれています。
これは、言わずもがな少子高齢化によるもので、その先端を行っているのが日本です。
我が国の医療費総額は平成24年度で39兆2,117億円で、その主な財源は保険料(48.8%)、公費(38.6%)、患者自己負担(11.9%)となっています。
医療費を含めた社会保障費は、今後も増え続けることが見込まれています。
一方で現役世代は減るため、財源となる税金や保険料の引き上げおよび給付の抑制は確実です。
経済成長が見込めない中、限られた財源を有効に分配する施策が急務なのです。
国民一人一人が心豊かに暮らすためには、その大前提として、自分自身が健康であるということがとても大事です。
ヒトは、健康なときには、健康の大切さをなかなか認識しにくいものです。
健康を失ってはじめて、その存在に気付くのです。
そして、歯は、あたかも食べるための道具と考えられがちですが、決してそうではありません。
丈夫な歯で良く噛むことは、成人病の予防だけでなく、痴呆や寝たきりを防ぐためにも効果が高いのです。
噛めない入れ歯を治したら、杖が無くても歩けるようになったなどというのは、決して珍しい話ではありません。
歯周病を治したら、糖尿病が治ったりもします。
食事を見直したら、がんが消えたりもするのです。
健康で心豊かに暮らすために、定期的な健診を受け、食生活を見直し、予防に力を入れましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。