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今回は、顎間ゴム(エラスティック)について書きます。
顎間ゴムとは、上顎と下顎の歯やワイヤーに互いにゴムを掛け合い、歯の移動や顎の誘導、固定源の強化などを行うためのものです。
この顎間ゴムは、エラスティックチェーンとは異なり、患者さん自身が取り外しを行います。
使い方は、24時間フルタイムであったり、就寝時だけの使用であったり、昼夜でゴムの強さを変えたりと、ケースにより様々です。
フルタイム使用の頻度は高いと思いますが、時々あまり使ってくれない患者さんがおります。
顎間ゴムを使用しないと、歯が動かないばかりか、思わしくない方向へ歯が動いてしまうことがあります。
例えば、開咬治療で使用するMEAW(マルチループエッジワイズアーチワイヤー)などは、顎間ゴムを使用しないと、開咬がさらにひどくなります。
したがって、顎間ゴムの使用を指示されたら、必ず指示通りに使用していただきたいと思います。