当ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、歯科の3大疾患について書きます。

歯科の3大疾患は次の3つです。
●虫歯
●歯周病
●顎関節症


咀嚼をするとき、ヒトの歯には12Kg/㎠ほどの最大咬合力がかかります。

また、就寝時の無意識下における、歯ぎしりや食い縛り等の非生理的機能活動時の最大咬合力は、74Kg/㎠にもなり、日中の生理的機能活動時の約6~7倍に及ぶとされています。

このような強大な咬合力は、歯に微細なひび割れ(マイクロクラック)を生じ、そのクラックから虫歯になったり、歯牙の破折を引き起こします。

知覚過敏の原因となる歯の付け根に起こる凹み(くさび状欠損という)も、このような無意識下での非生理的な咬合力が原因であり、くさび状欠損から虫歯が発生します。


また、噛み合せの不調和により上下の歯の接触状態が悪いと、歯が揺すられて、歯根を取り巻く歯槽骨が溶け、咬合性外傷と呼ばれる噛み合せ由来の歯周病になります。


さらに、顎関節症は、就寝時の歯ぎしりや食い縛り、歯列不正、歯の欠損、不適切な歯科治療等によって生じます。


つまり、歯のトラブルと噛み合わせは、非常に密接に関係していることが分かります。

特に成長期にあるお子さんがいるご家庭では、正しい噛み合わせを育むことで、口腔内の多くの疾患を予防できるだけでなく、健全な身体と心の発育にもプラスとなります。

是非、将来を担う子供たちの健全な成長のためにも、正しい食生活や適度な運動、質の高い睡眠等をはじめとした、規則正しい生活習慣の習慣づけをしていきましょう。


                  ブログランキング・にほんブログ村へ