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今回は、歯茎の出血について書きます。
歯磨きをすると、歯茎から出血する方がいるかもしれません。
歯茎からの出血の原因は、主に2つあります。
●歯茎の炎症に伴う症状
●不適切なブラッシング法による歯茎の外傷
その原因のほとんどは、歯肉炎や歯周病による歯茎の炎症です。
歯茎が炎症を起こすと、腫れや発赤、出血などの症状が起こり易くなるのです。
炎症があるときは、弱いブラッシング圧でも容易に出血を起こします。
中には、この出血に驚いて、ブラッシングをやめてしまう方もいるでしょう。
しかし、出血の原因は、本来磨き残しに起因する歯茎の炎症です。
ですから、歯茎から出血するからといって、歯磨きをやめてしまうと、さらなる磨き残しができて、歯茎の炎症が治まらなくなってしまいます。
磨き残しが原因の歯茎からの出血は、たとえ出血したとしても、磨き続けることで歯茎の炎症が治まって引き締まり、徐々に出血しなくなります。
結論として、歯茎の炎症が原因の出血は、出血を怖がらずに磨くことが必要なのです。
一方、稀に一生懸命ブラッシングをし過ぎて歯茎を傷つけてしまう方もいます。
歯ブラシや歯間ブラシを当てる強さが強すぎたり、歯茎にあてる角度が不適切な場合、またストロークの長い横磨きなどは、時に歯茎を傷つけて痛みと出血を生じることがあります。
痛みを伴う出血がある場合には、歯茎を傷つけている場合があるので、しばらく軟らかめの歯ブラシを使う方が良いかもしれません。
いずれにしても、歯茎から出血する場合には、早めの受診をお勧めいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。