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今回は虫歯について書きます。

虫歯になったら、きちんと虫歯の治療を受けなければならないことは誰でも分かっています。

でも、中には、なかなか歯科医院への足が向かない患者さんもいます。

理由はヒトそれぞれです。

●時間が無い
●通院が面倒
●痛いのが嫌
●怖いから行きたくない
●お金がかかる
などといったところでしょうか?

これらの中で、治療が痛いとか、怖いというのは、ある意味歯科医師側にも責任があります。

特に、幼少期に歯科治療で怖い思いをした子供は、その後ずっと歯科治療が苦手になり、クリニックへ足が向かなくなってしまうからです。



 
多数歯の虫歯を抱える10代の患者さん。虫歯の存在は分かっていたものの、恐怖心により長い間歯科医院へ足が向かず、放置してしまった。



歯科医師は、患者さんがなるべく痛みや恐怖を感じないような、愛護的な治療や対応を心掛けるべきです。

そうしないと、歯科治療がトラウマとなり、歯科恐怖症になってしまうこともあるのです。
 
歯科治療が苦手な患者さんは、治療に時間がかかるので、ますます歯科医師の対応が乱雑になりがちで、このことがさらなる恐怖心を植えつけてしまいます。


歯科医師と患者さんにも相性というものはあります。

治療は診断・技術力が重要ですが、歯科医師としての人となりも非常に重要です。

歯科医院を探す際には、その両方を満足するクリニックをお探しになりましょう。



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