料理を作りたくない日。
とにかく簡単に済ませたい日。
温かいものが恋しくなる日。

日本にいた頃なら、そんな日は「鍋」でした。
野菜とお肉を切ってスープに入れるだけニコニコ
テーブルにコンロを置けば、あとはできるのを待ちながらみんなでつつけます。
 

スイスに暮らし始めて気づいたのは、こちらでは同じような日に「フォンデュ」が登場するということ。

スーパーには「フォンデュチーズミックス」が売られていて、すぐに作れるように2〜3種類のチーズが細かく刻まれて袋に入っています。
それを鍋に入れて白ワインとガーリックを加えれば、準備はほぼ完了。

付け合わせはバゲットを切って、ジャガイモを茹でるだけ。

鍋と同じように、家族と一緒に鍋を囲んでつっつき合えるところも共通点です。

 

スイスに引っ越して来る前は、フォンデュといえば冬に1度食べるかどうか、という特別感のある料理でした。
でもスイスに来てからは数カ月に1回は食べていますし、夏でも肌寒い日の夜には「今日はフォンデュにしようか」となることも。


スーパーでも年中チーズミックスが並んでいるのを見て、こちらでは完全に日常食なんだなぁと実感します。

今週末も、疲れた日曜の夜に家族でフォンデュを囲みました。


日本の「鍋」とスイスの「フォンデュ」の意外な共通点を発見した最近でした黄色い花

 

(写真↓:こんな感じでいろんなブランドのフォンデュチーズミックスが売られています。
Swiss-Style fondue cinquanta per cento – Migros – 800g

 

※参照