先月、書店で日本語の本を買いました。
前から気になっていた川原卓巳(かわはらたくみ)さんの
「人生は捨て」
です。
先月、書店で気になっていた一冊を手に取りました。
川原卓巳さんの著書
『人生は、捨て。自由に生きるための47の秘訣』
です。
この本の著者・川原さんは、「こんまり」こと近藤麻理恵さんのプロデューサーとしても知られています。
タイトルを見て、「自分にも重なることが多そう」と思い、いつか買いたい本でした。書店に置いてあって嬉しい
Amazonで紹介されている言葉には、こんな一節があります。
「やらない。断る。手放す。」
・モノ
・情報
・人間関係
・お金
・固定観念
あらゆるノイズを捨てれば、生き方が定まる。
このコピーを読んだだけで、自分のここ数年がフラッシュバックしました。
私は約5年前の別居と数ヶ月前の住み慣れたシンガポールからの出国を経て、多くのものを手放してきました。
それが本当に正しかったのか、今でもふと不安になることがあります。
でも、この本を読んで、「私の選択は間違っていなかった」と、安心した気持ちになりました。
私の「捨てた」ものをいくつかご紹介します。
今となっては家具は一つも持っていません。住み慣れたシンガポールを出た時に、すべて人に譲りました。
洋服も最低限だけを残して、あとはチャリティへ。
大好きだったキッチン用品や食器も、ほとんどお友達に譲りました。
思い出が詰まった家族写真のアルバムも、すべてデジタル化して、印刷されたものは処分。
子どもたちが小さい頃に作ったアート作品も、本当に名残惜しかったですが、泣く泣く手放しました。
別居し、シンガポールを離れ、旅するノマド生活をするようになってから、人間関係も自然とスリムになりました。
物理的に会いづらくなった人も多い中で、それでも縁があれば、お互いが連絡を取り合うし、会う努力もする。
だからこそ、「何となく」の関係は自然と消えていっていると思います。
結果的に、今残っている関係は、どれも大切なつながりです。
そして、いちばん大きかったのは、固定観念を手放せたことかもしれません。
母親としてこうあるべき、人生はこう歩むべき──そんな「〜すべき」にとらわれることが、かなり減りました。
ノマド生活というあまり前例のない生き方を選んだこと、シンガポールや旅をしながら世界の色々な「常識」に触れたことが大きかったと思います。
自分がいる社会で通用する「常識」と呼ばれるものが、実は世界に飛び出すと「常識ではない」ことがあります。
この本には、「余計なものを捨てていくと、本質的な“自分の幸せ”が見えてくる」とあります。
私自身、たくさん手放したことで、心が軽くなり、少しずつですが「自分がどう生きたいのか」がはっきりしてきたと感じています。
「どうして、自分の生きたいように生きられないんだろう?」
そんな思いを抱えている方がいたら、この本を手に取ってみてほしいと思います。
きっと、心に刺さる言葉に出会えるはずです。
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