社員育成にはマラソンが必要! | 元実業団監督・元100kmウルトラマラソンコーチが綴るブログ

元実業団監督・元100kmウルトラマラソンコーチが綴るブログ

28年間実業団長距離界在籍(選手14年・女子コーチ1年・女子監督13年)・サロマ湖・四万十川ウルトラマラソン3年間公式チャレンジャーを完走に導きました。
再び、アスリート育成世界へ戻ります。

私の夢は、何度ブログに掲載して、何年経ったのでしょう!
もう、10年が経とうとしています。

実業団監督時代の私は未熟な年齢期でした。
(32歳から46歳)
サラリーマンの世界では絶頂期の頃ではないでしょうか?
しかし、感情を抑え切れず、色々とあるはずです。
能力を引き出すには、理論・理屈よりもやりがい・生きがい(夢)・楽しいと感じさせる。
自分の物差しレベルでは無く、客観的に判断をして、常に声をかけることです。
※声をかけると言っても、自己満足では無く、相手(部下、選手)に気付き、発見をさせることです。

その中で、フルマラソンはメンタルの強さが必要です。組織プレイのスポーツは誰かがカバーしてくれるチーム力があれば目標は達成できます。
マラソンは、自分との戦いです。それも2時間以上となります。

勝つには、誰にも負けないトレーニング(練習量と素直な負けず嫌い、そして感謝)があってこそ世界のトップへと繋がるはずです。
それぞれ、生い立ち、練習環境、支えてくれる方々は違います。

社員育成は、会社、上司からの指示が基本です。
マラソンランナーは、それでは育成出来ません。
とてつも無いトレーニングが当たり前、指導者との信頼関係がない限り、間違いなく結果は出せません。
マラソンには、大会最終段階のさじ加減で決まります。これには、アスリート一人では、自分自身が見えていないことがあり得ますから、指導者の言葉で決まります。

現在、人間関係で人生が台無しになることが後が絶えません。

マラソンアスリートを会社が雇うには、リスクを背負います。
球技、屋内スポーツと違って、観客から得たチケット代の収益はありません。

スポーツビジネスと騒いでいますが、アスリートを雇うのでは無くスポンサーとなって、広告宣伝費効果、又は観客の収益になっています。
マラソンは別物です。

今の世の中、マラソンアスリートをバックアップするより、自分がレースに出場する時代になりました。
自分がレースに出場することにより、何が足らないか分かっているはずです。
それを実行するのがアスリートです。

事業計画と同じで、一つ、一つ段階を積み、振り返り磨き直す、最高の状態に持って行ってこそ達成出来るのです。

世の中の経営者の皆様、マラソンアスリートを育成をしていただく企業が出て来ることを願っています!