閑話休題 明日は、満月の日です。
18:35に月が出て、5:56に沈みます
晴れたら美しい満月です
画像引用:南林間いたちゃん院長のガンバレ日本
月は神秘的でミステリアスですね・・・地球の出来ごとは月に支配されているという都市伝説もあります
もエネルギーも最高潮に盛り上がります
満月には願いを叶えるチカラに満ちているそうです・・・・・が
医学の世界では女性の生理周期は月の周期に関係するし、自律神経系の働きも月の周期に支配されているという報告があります。
女性の生理のことを、昔は「月のもの」と言ったり、「月経」と呼ばれ生理周期(25~38日)が月齢周期29.5日と近似していることからも無関係ではないようですね
特に歯科的なトラブルと「月のリズム」には密接な関係があります。
詳しくはここを見てください
月齢16.4満月・歯のトラブルと「月のリズム」
月は 生命体に何らかの影響を与えてることは違いなさそうです
先月発表された論文に、不審死(変死・謎の死)は満月にの日に集中するのかという論文が世界的に権威ある医学雑誌に発表されました。
う~ん 微妙かな ですが・・・ 要約します。
インド 法医学と毒素学 学術誌(Indian Journal of Forensic Medicine & Toxicology,)15巻 2021年1-3月号からです。
タイトルは「月齢と年代別不審死との関係」
惑星や星の運行が人間の健康や精神面に影響を与えるという概念はインドの占星学研究者に信じられている理論です。
それが医学的に正しいかどうかは議論おわかれるところであるが、我々は異なる世代ごとに月齢と不審死(原因不明の死)との間の相関関係を調べてみた。
この研究の目的は 2819 例の不審死について、世代別に月齢との関係を調べています。
インドのバラナシの警察署から法医学解剖の依頼のあった1月から7月までの2819名の死亡との関係を統計学的に解析しました。
西遊記・・・インドへ巡行②・・・ガンジス川のほとり
2819例のうち、年齢層は
21〜40歳(52.4%)中年層であり、
41〜60歳(23.1%)老人層および
13〜20歳(13.7%)若年層がそれに続きました。
米国南西部の主要都市の警察、天文学、気象データを使用したJoseph A. Schafer et al(2010)は、Journal of Criminal Justice 誌で月の周期と報告された犯罪の発生率との間に相関関係がないことを報告しました。
Oderda GM、Klein-Schwartz Wは、満月の期間中意図しない中毒の発生が多いことを2008年にオンラインで調査報告しています。
今回の調査では、中間値は老人層と若年層を除く中年層の(※中間値)で満月の日に死亡率が上昇することがわかりました。
※中間値=統計用語で順位が真ん中の人
中年層の人の不審死は満月の日に少し、他の日よりは多かったという程度の解釈です。
若年層の中間値は、新月と満月の間死亡率が高く、老人層の中間値は新月の日に死亡率が高まることがわかりました。
男女あいだでは性差はありませんした。
今回の調査では、中間値(死亡者の数の中間の人)においては、若年層、老人層、中年層に少しの差が見られたけれど統計的に意味があるとは思えない結果になりました。
中年層が若干満月の日に死亡率が高いのは、中年層は満月の日に行動的になって活動が活発になるため、事故やビジネス活動が活発になるからと考えられました。
中年層の人は満月の日に死亡者数が多いのは、月の満ち欠けの影響というよりは、若年層や老人層に比べて活動的で満月の日はより飲み歩きはしゃぐからじゃないかということですね
満月や新月などの「月齢」と「犯罪発生率」との関係を調べた研究があります。
特に強い相関を示したとして有名なのが、1984年12月、『BRITISH MEDCAL JOURNAL』に掲載された「Full moon and crime」という論文です。
満月の日はバイク事故が多いということがわかっています。
Patna Medical Collegeの研究者は「月の重力に起因する体内の潮位変化が、身体の物理的、生理学的、生化学的変化を引き起こし、そのために犯罪を犯す衝動は増加するのかもしれない」という仮説を立てています。
アメリカの刑事司法誌『American Journal of Criminal Justice』に2017年3月に掲載された論文もあります。
研究者たちは、米国の13州で午後10時~午前2時の間に「屋外」で発生した犯罪に月明かりが及ぼす影響を調べました。
その結果、月明かりが強い夜は屋外での犯罪が著しく増加することもわかっています。
今回のインドの報告では「満月の日に、ほんの少し死亡率が高まるけど統計的には、あまり意味がないという結果」でしたが、意外にも満月の日は、必ずしもハッピーではなく励起されたエネルギーが暴走しやすいのかもです
これらの調査報告の結果から、満月のよるはエネルギーが励起されるがゆえの、社会的なトラブルが起こりやすい事がわかります。
「転ばぬ先お杖」ということがあります
新型コロナ感染者が増えてきています
毎日 暴走気味の若者達の様子が報道されています
どうか明日夜は、爆発するエネルギーを抑えて、自宅で薄暗くして、大好きな人と一緒に パイナップルの香りでもかぎながら、パイナップルナイトでお過ごしてください
考えれば考えるほどおかしくなるみたいで・・・ということで
「しっくりくる 口臭を起こさない クチの中の歯のポジション」についてです
本邦初公開の内容も含みます