本田です
バラナシといえばガンジス川、ガンジス川はヒンドゥー教の聖地、とういうことで、ガンジス川を目指しました。
ガンジス川へ続くダシャーシュワメード・ロードが旧市街を歩いていきます。
旧市街は、野良牛が至る所にいて人間と同居しています
ヒンドゥー教ではは神聖な生き物として殺すことができません。
牛の排泄物があらゆるところにあり、街は牛舎と土埃と香辛料が入り混じったようなニオイがします。。
野生の牛たちはゴミを漁ったり、人間からエサをもらいゆったりと人とともに生きている感じです。
ガンジス川に向かう道は巡礼の人や地域の商売人、いろいろが、行き交います。
洋服屋さんにはとてもシュールなマネキンさんが出迎えてくれます
旧市街を突き抜けるとガンジス川に繋がり、階段がありガンジス川につながっています。
目の前に広がる雄大な流れは、見る人を圧倒します
テレビで何回か見たりしているのですが、実際に行ってみると圧倒的な迫力です
この世の善も悪も全てを包み込む優しさがあります
実際に目の当たりにすると、ガンジス川がなぜ「聖なる河」と呼ばれるのか、その理由が分かると思います
それほどまでに圧倒される光景なのです
ガンジス川の川岸にはガートと呼ばれる階段状の足場があり、バラナシには84のガートが点在しています
マニカルニカー・ガート(Manikarnika Ghat)は火葬場になっています
火葬場では24時間絶え間なく煙が上がっており、インド中から遺体が運ばれてきます。
火葬場で灰になると灰はガンジス川に散布されます。
子供やお坊さんがなくなった場合は、火葬は行われず、ご遺体をそのままガンジス川に流します。
子供やお坊さんは、神聖であるためです。
夜にはプージャと呼ばれる礼拝の儀式が行われます。
ヒンドゥー教の司祭であるバラモンが、燭台に火を捧げて祈る姿はとても幻想的で莊嚴です。
プージャは日没時の18時頃、ダシャーシュワメード・ガート付近でほぼ毎日行われています
プージャが始まると、周りにはドラの音やお経が鳴り響き、お祭りさわぎで川の方からは豪華なボートを仕立ててやってくるマハラジャたちもやってきます
5人から7人のプジャリ(儀式僧)が、ずらりと並び、花を捧げ聖歌を歌い、祈りを捧げていきます。
ドラや太鼓が鳴り響き、前方にはガンジス川、後方にはヒンドゥー寺院が暗闇に浮かび上がり、莊嚴なオペラを見るような感じです。
こうしてにぎやかに夜は更けていきます
明日の早朝は、日の出とともに沐浴を行います
まず、バラモン(僧侶)に祈りと汚れを取り除いてもらい、額に第3の目を入れてもらって準備します
沐浴はこんな感じで行います。
牛たちも沐浴します。
しかし、実際は、ガンジス川には、洗濯や下水などの生活用水、牛の糞尿、死者の火葬した灰、また、幼児や僧侶の死体も川には流れているわけで、おおよそ衛生的ではありません。
僧侶は「川を見て、もしも、汚い・不潔であると思いながら沐浴すれば、必ず病気になる。
清らかで、聖なる川と思えば、たとえ口をすすいでも病気にはならない」と言われたのですが・・・
どうでしょう 信心が足りない私は、ちょっと勇気はありません。
衛生学や知識がジャマします。現地の人は本当に口をすすいだりしているのですが・・・
足首だけでいいと言われました・・で、簡易型沐浴です
シヴァの女王が舞い降りると言われるガンジスに祈りを捧げると、すべての罪が洗い流されると言われています。
すべての罪を洗い流した後は、いよいよ釈迦が悟りをひらいたという仏教の聖地サールナートを目指します。
その前に、本場インドのカレーで腹ごしらえ
とても感じのいい喫茶店があったのインド紅茶(チャイ)はおすすめです。
さて、ここから10キロほど移動して、サールナートに向かいます。
次回は、ブッタの足跡をたどる旅です。