近近感魂♪COVER GAY LIVE/二丁魁 | quarters

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いろんなライブの記録。二丁目の魁カミングアウト・きのホ。・ONIGAWARA・ RAG FAIR・ズボンドズボンなど。

SET LIST


あなたに/MONGOL800(ぺい)

未来へ/Kiroro(ミキ)

以心電信/ORANGE RANGE(ふで)

島人ぬ宝/BEGIN(くれ)

小さな恋のうた/MONGOL800


パラレルヤワールド

ネコの恩返し

ホモサピエンス

TOO SHY SHY PEOPLE

BUG IS LIFE

若くない者のすべて






開場BGMにまぎれてフロアの上からバタバタバタバタ!って足音が聞こえる。二丁魁さんのいつもの円陣の足踏み。はじまる〜。



海特典会と同じアロハシャツにボトムスはチェック衣装。ぺいちゃんはさっきはオフショルの中に隠してた黒ブラ(ブラではない)のストラップをさすがにちゃんと肩に掛けててよかった。ぺ「さっきは外してたんですけど、ちくちゃん(ちくび)が見えちゃうから。シールも貼ってますけど」ほう……初耳だな…………え、シールってなに??シール????シール????



さっそく一人ずつ沖縄出身アーティストのカバー。ぺいちゃんから。ぺ「あたしは歌うまで(曲は)内緒なんですけど、『みんな』って言うけど、ひとりひとりのあなたのことです。自分のことだと思って聴いてください」


歌詞書いた紙を置く譜面台が高くてさあ〜!わたし最前下端でステージの幅内にいたけど、譜面台に隠れて推しメンの顔まったく見えなくて!整番7で推しメンの顔一切見えないことある!?うわーポジ取りしくったな、ってガチ凹みしてたらお隣の紅人のお姉さんが「見えます!?」って場所を変わってくれました。泣いてしまう……ありがとうございました……(ミキソロもふでソロもそれぞれのオタクに場所を譲っていらっしゃって、わたしもそういうオタクになりたいなと思いました)



ぺ「あなたに」


むかーしの最初のカバーライブがこれも沖縄出身のHYの『あなた』だったから、イントロまでの1秒で身構えてしまった。身構えたっていうのは違うのかな、心がぶわっ!て波に飲まれた感覚みたいな。でも今日は『あなたに』、モンパチの有名な曲でした。



歌詞がさあ………………?になって、いやたぶんオタク大体同じこと思ってるんだろうけどさ!「ここの歌い方よかった〜」とか思う余裕ない、必死にぺいちゃんを見て声を聞いた。

『みんな』じゃなくて『あなた』を想ってるんだよ、って生誕からぺいちゃんの中でひとつの気持ちのテーマなのかなと思う。びしばし伝わってるよ。




2番手のミキさん出てきてふたりで短いMC。ミ「よかったよ〜!腋が綺麗!」ぺ「107歳にもなると1本も生えなくなるんです」本当にそれ!!!!本当にそれなんですけど!!!!なんでこんな腋綺麗なん!?!?!!(でもたぶん自覚ないと思うけど腋の下の肌の皺の寄り方が90kg時代の名残っぽくてさらに興奮した)


ぺ「毎日あなたに会いたいなって思ってるので」おれもだよ……結婚しよ…………




ぺいちゃん掃けてミキさんのターン。曲はKiroroの『未来へ』。小学校か中学校か高校(ぼかし)の卒業式で歌って、練習では全然そんなことなかったのに式当日にお母さんの前で歌ったら泣けてしまって、『歌を歌って泣く』って経験をこの曲で初めてしたそうです。


ミ「あたしたちはおなカマのみんなに導いてもらってて、あたしも二丁魁の母みたいなもんじゃん。だからお互い導きあっていきたいなって思います」ミキさんにそんなこと言われるの光栄すぎる。



ぺいちゃんもだったけど、すごくミキさんらしい選曲でした。たぶん原曲と歌詞変えて「みんなで行こう」って歌ってくれた気がします。導きあって。



続いてふでちょ。栄「ぼくは沖縄に1回しか来たことなくて、沖縄出身のアーティストってことで色々調べてみたんですけど、同年代なら分かってもらえると思うんですけど」


ORANGERANGEの『以心電信』!沸きだ!2004年リリースだってよ!栄「ぼく筆村栄心ということで……」以心電信筆村栄心!?!?そんな天才の発想ある!?!



かわいかった。♪つながっているんだ👆❣️

2Aryoパート低音がんばってた。それにしてもかわいい。♪めっせーじ👆❣️❣️(ぐるぐるぴっ)



最後はくれちゃん。紅「二丁魁に入ってからもずっとあっためてたんですけど、」

選んでくれたのはBEGINの『島人ぬ宝』でした。


紅「昔はこんな小さな町じゃ輝けないよと思ってたんですね、」早く東京に出たいと思ってた。けど、沖縄を離れて二丁魁として活動をしていくうちに、地元のことが前よりずっと大切になっていきました、といった話を丁寧に丁寧に、涙声で伝えてくれました。


2階から「がんばれ!がんばれ!」ってぺいさんの声が飛んできた。見えなくてもどんな顔してるかわかる。



紅「二丁魁がみんなの第二のふるさとと思ってもらえるように」


加入から1年でこんな嬉しいことを言ってくれるまでになってばばあはうれしいよ……




正直泣くとは一切思ってなかった。泣く泣く詐欺で滅多に泣かないオタクだから、いままで推しの生誕でも一回も泣けなかった。のに、くれちゃんが歌い出した途端に涙がぼたぼた出てきてびっくりした。え〜〜びっくりした、カバーでこんなに泣くと思わなかった。くれちゃんすごいね。



途中から3人が降りて出てきてくれました。ミキふでが『紅凱旋』『おめでとう』って書かれた画用紙を掲げて、ぺいちゃんは出てきた途端に後ろ向いちゃった。いとおしいねえぺいさん。



歌い終わって、ぺ「ごめんなさいね、こんな低い声で。東京に出てきて、帰りたいなあと思ったこともあると思うの。てもこうやって “仕事” で帰ってこれて、えらいなあすごいなあって、思った、んです、、、、 」カサカサの、スナックのママみたいな低い声で。思った、んです、の『、んです』が大切で大切で仕方なかった。あーーーーーだいすき


泣くって弱さゆえの行為のように見えるけれど、ぺいにゃむちゃんの涙は『ずっと紅を守っていく』って覚悟も込められていたように見えました。仕事” と言うのもまたひとつの責任と覚悟だったと思います。


ミキさんも「『沖縄といえば日が紅!』ってくらい大きくなろうね」みたいなことを言ってくれた。もうすでに大自慢のアイドルだけど、この先もっともっとだよ。



4人でも1曲。譜面台をもう1台用意して、ミキふで、くれぺいで1台ずつ。ソロの時はずっと同じ高さだったのに(ぺいさん以外はフロア最端からでも見える角度に譜面台を後ろに傾けてくれました)、ここでくれちゃんがさりげなく下げてくれた。こういうとこ!!!周りを本当によく見てる。優しい子だねえ。


ぺ「(泣いて)メイク全部落ちた……」ずっと目尻や目頭に人差し指と中指を当てて涙を拭ってたけど落ちてないよ大丈夫だよ。



ミキさんの「大切な人って近くにいるじゃん」みたいな話からモンパチの『小さな恋のうた』。リードは1番がミキふで、2番はくれぺいの立ち位置どおり。サビは全員。


泣いちゃった………………ええめっちゃ泣くじゃんわたし………………推しメン立ち位置逆サイで遠かったんですけど、この曲はミキさんでした。目の前のミキさん。ミキさんからあたしのこと見えてるか!?見えてるよねえ!?だってミキさんがあたしを見る顔を見てあたしは大泣きしてるんだもんよ!ミキ、、、、、絶対結婚しような、、、、、、


でもやっぱりぺいちゃんパートで手を伸ばして、遠くたって届いたらいいなあと思っていました。ミキと結婚するからぺいちゃんは養子に来てね……




歌い終わり「ノンケっぽい曲」ってミキ言ってて笑った。わかるけど。


島人ぬ宝で3人が出てきたのはサプライズだったようで、紅「びっくりした😳打ち合わせしてくださいよ!!」ミ「昨日の夜ドンキで(『紅凱旋おめでとう』の)紙とか買おうとしたのに紅着いてくるんだもん!だから『鬼ごっこしよ』って言って。着いてくるから!」

ドンキで鬼ごっこすな。ちなみにぺいさんがくれに「え?!買ったんですか?!」って言われてたうっちん茶はドンキで見つけました。


栄「紅を見てて、本当に沖縄で生まれた人なんだなぁ〜って」しみじみ、まるで疑ってたかのような言い方になっちゃって、ぺ「そういうてい(設定)だったってこと?」



カバーまたやろうね〜!って言ってひと区切り。ぺ「(〇〇出身アーティストみたいな)縛りもいいね」って言ってたから、札幌の会議室で北海道出身アーティストカバー祭期待してます。

(わたしの沖縄カバー予想は4人でSPEEDMAX、ぺいちゃん安室でした。またいつか!)




通常ライブはパラからスタート、と思いきやめちゃくちゃテンポ速くて、このあとはこういう仕様で通すのか?と思った。ら、ぺいちゃんが動き出してすぐストップになりました。やっぱり間違いだったらしい。ですよね!?


ミ「速いよね!?(あたしの耳が)老化したのかと思った……ぺいちゃん止めてくれてありがと!」ペ「続けちゃうんだもんww そのまま行くの!?と思って。(倍速だと)滑舌が回んない()」ミ「すごろく地獄みたいな……(会場)ここだったよね?」ぺ「(そうそうそうwww)


たぶん210ヶ月前にここにいたオタクみんな同じこと思い出してたんじゃないかなあ。ミキぺいも覚えてて嬉しい。倍速シワ懐かしいね。



そんなこんなで改めてパラ。1B登場キックでダン!て大きな音が鳴り響くくらい強く背中を打ち付けてぺいちゃんが転んだ。サーーーーッて体中から血の気が引いた。背中、だと思うけど、頭を打ったようにも見えたから。すぐ立ち上がってぺいちゃん爆笑しながら続きを歌って踊ったけど、待って待ってあんま動かんでいいから落ち着いて、え、大丈夫???条件反射で伸びてた自分の腕を下ろすこともできないまま、怖くて怖くて息の仕方がわからなくなってしまいました。ぺいちゃんのアピール曰く、スカートが引っかかったらしい。


そのあとは『こんだけ動けてたら大丈夫に決まってる』って自分に言い聞かせるように見てた。こわい……病院行って精密検査受けてくれ推しメン……


次の2Bはスカートたくしあげてキックしてこれはまごうことなきおてんば暴れ姫。転んでからずーっと笑ってっけど!!笑ってたってオタクは勝手に心配するからな!!!

絡まりながら〜 久しぶりに最前0ズレいたら振り間違えた気がする。すみません。



みんな大好きネコヤッター!!ミキさんがなんか新種の鳴き声発してた。落ちサビ入のタタッタッ♪でぺいちゃんしゃがむの1拍遅れ。いつもなら別にミスの1つや2つ気にしないけど、もしかして頭打ったから……?ってめちゃくちゃ不安になった。


メス猫ムーブの場所がまた0に戻ってました絶対こっちのがいい。んですけど、マキシワンピの肩布下ろしてドエッチムーブかましてきたからこちとら苦虫を噛み潰したような顔になっちまったし、それをミキさんに見られて「(反応www) 」って顔で笑われた。



ホモサピすごく綺麗でした。1サビ♪胸が張り裂けそうに 金色の照明が光の射し込む海中のように見えて、そこからもがくように手を伸ばすのはさながら外の世界に焦がれた人魚姫のようでした……おそろしいことにわたしは素面でこれを書いています……

あと印象的だったのが1サビ♪悲しみの基準 、今日は触れるか触れないかくらいにそっと左手首に右手を翳してた。触れたら壊れてしまいそうな…………わたしは今日一滴も飲まずにこれを書いています……


Cメロ上手から下手にタタッと足早に来て(か、そっからまた上に戻る時)目を伏せて微かに首を横に振った。もうほんとにどこのやんごとなき姫なの!?!!!今日のホモサピは “憂い” の日だったなあと思いました。



シャイシャイ感想はあんまり無いんですが、下30ズレだった推しメンの窓拭きダンスの足の裏のつき方見たさと「目の前に足を凝視してるオタクいたら怖いだろうな……」の客観的印象がせめぎ合ってたのはよく覚えてる。踵のつき方がほんとにぽんぽん軽く弾んで、左右にリズム良く重心移るのが良いんだよ推しメン……(怖いよ)



バグは1部でも歌ってたから意外な選曲だった。左3人はいつも通りに見えたけど、タイトルコールのぺいちゃんだけ虚を突かれたようにも見えました。たぶん気のせい。


2B平等と〜 すれ違った瞬間にぺいさんの手首をくれちゃんがパッと掴んだ。なんじゃこりゃああああああ!!?!?!!?!びっくりした……ぺいさんもしたでしょう…………ほんとにドラマみたいに、必然のように掴んだ。手だけじゃなくて、何か言いたげな視線の残し方もすごかった。

2サビ終わりウォーウォー8×34人が腕を水平に開くところ、いつもぺいちゃんが誰より180°に近かったけど、今日はふでがいちばん真っすぐで綺麗だった。


落ちサビ、♪忘れないで のドン!でふでが助走もなく跳んだ。びっくりした〜……他になんにも見られなくなった。立ち位置的には奥で、決して目立つ場所ではないのに。

ラスサビの♪忘れないであなただって のふでも鬼気迫る表現でこれまた慄いてしまった。凄く重い鉛を勢いよく打ち込むバズーカみたいだった。


1部が最前上手で、2部が最前下手で、真逆の場所から見ていました。ぺいちゃんの最後の表情が1部と印象が違って、どこがどうって明白に説明はできないのだけど、左半分と右半分で違う顔をする道化、『悲劇と喜劇の仮面』みたいな二面性の象徴のようにも、まったく別の2人の人物の物語を提示されたようにも思えて面白かった。



若者。11/25からぺいちゃん落ちサビ♪言わないから 顔を上げるようになって三白眼で視線で人を射ころそうとしてるんですけど、今日は静かで気高い、白い神獣みたいだった。もののけ姫のモロ的な。




通常ライブここまで!ミ「転んじゃったの?」ぺ「スカートが伸びなかった。女の子は大変ね😝」パラ1B、いつものようにキックしようとしたけど、前足のスカートが伸びなくてその勢いで後ろ足が滑ってしまったようです。ミ「おっさんでしょ?!」いやお姫ちゃまだよ



ご挨拶して相変わらずオタクから見える階段で掃けていく一行。ミキさんすごいなんか言いたそうな顔して、でもなにも言わなくて、さあオタクも帰る準備を……ってなったときに2階から「楽しかったね!」って生声でミキさん。そうだね!!!もう一度大きな拍手。え〜〜すごく幸せだ。




いや〜〜企画ライブだからって軽い気持ちで臨んだのにこんなことになるとは。

特典会、くれちゃんが「僕がここまで来れたのは〇〇ちゃんやおなカマのくれた言葉があったからだよ」って目を見て伝えてくれた。わたしはくれちゃんになにかあげられてたかなあ。〇〇ちゃん、というのはnaraidateでもわたしの本名でもない、世界でくれちゃんだけが呼んでくれる名前で、わたしはこれがとてもうれしい。



ブルーシールアイスと88のステーキ食べて2日目に続きます。