プライマリケア医を対象としたオンライン調査参加依頼メールへの返答率を高める方法 | EBMHのブログ

EBMHのブログ

京都大学 大学院医学研究科 健康増進・行動学分野に関する研究紹介・EBM抄読会の記録など

Effect of Recruitment Methods on Response Rate in a Web-Based Study for Primary Care Physicians: 

Factorial Randomized Controlled Trial

 

プライマリケア医を対象としたオンライン調査参加依頼メールへの返答率を高める方法:二要因ランダム化比較試験

 

J Med Internet Res 2018 (Feb 08); 20(2):e28

http://www.jmir.org/2018/2/e28/

*この研究は「抄録の結論での誇張が臨床医に与える印象:

Web上でのRCT」の一部として行われました。

https://ameblo.jp/ebmhhealthpromotion

 

どうして重要なの?

医師を対象にしたオンラインでのアンケートは増えていますが、

回答率が低いことが問題です。

 

回答率が低いと結果にバイアスを生じる可能性があります。

 

どういったタイトル、配信日だと回答率が高くなるのか

はっきりとわかっていません

 

なにがわかったの?

研究調査の参加依頼メールをどのように送れば、回答率がよくなるのかを二要因ランダム化試験デザインで検討しました。

 

いつ参加依頼メールを配信するか(火曜日夕方 vs. 金曜日夕方)、メール件名に謝礼があることを記載するか否か、によって回答率が変わるかを調べました。

 

結果、参加依頼メール配信曜日、メール件名の違いによって回答率に有意な差は認めませんでした。

 

 

【掲載には著者の許可を頂いています】