二度目のUSオープン優勝を達成した大坂なおみ選手の言葉。

 

 

彼女の強さに鳥肌が立った。

 

 

優勝インタビューで

"You had seven matches, seven masks, seven names, what was the message you wanted to send"

「7つのマッチに向けて、7つのマスク、7つの名前を用意しましたね。あなたが送りたかったメッセージは何だったのですか?」という質問に、

 

 

"Well, what was the message that you got was more the question. I feel like the point is to make people start talking."

「重要なのはあなたにどんなメッセージが届いたか、ということだと思います。ポイントはこの問題に対して、人々の関心が向き始めていることです。」(実際の動画はこちら

 

 

そう、問題を解決をするためには、まず問題提議しなくてはいけない。叩かれても、敵を作ってでも、信じることを訴える権利がある。一般人でも、スポーツ選手でも、ハリウッド俳優・女優でも、それは誰にでも平等に与えられた言論の自由。

 

 

大坂選手は本当に、あらゆる面で子供達の夢であり、素晴らしいお手本となっていてくれている。

 

 

今週からフットボールシーズンも始まった。

木曜日のシーズンオープナー、カンザスシティとヒューストンの両チームが話し合い、人種差別撤廃を訴えるために全選手が選んだ行動は、立ったまま互いの腕を組んでUnity(調和)を訴えること。

 

 

↓国旗掲揚も国歌斉唱も無しで、ただ立って、腕を組む選手に、会場のファンはブーイングをした。

 

 

大坂選手に「政治をスポーツに持ち込むな」という人。人種差別撤廃と調和を訴えるフットボール選手にブーイングをする人。そういう人達は、何に感動して、何に怒っているのか。人権や人種差別の訴えさえも出来ず、まるでロボットのように、ただただ感情を殺して、スポーツに専念するアスリートだけを見ていたいのか。だからこそ、アスリートや歌手や女優・俳優が、その影響力を使って問題定義をしていることに意味があるのだと思う。

 

 

人権や人種差別がそれほど重要な問題であることに気づかない人たちは、アスリートが訴えるメッセージに怒りを覚えた時点で、立ち止まって考えるべき。学ぶべき。世の中の問題には、いろいろな面が存在する。必ずしもどちらかが合っている、どちらかが間違っているということにはならない。でも私にもこれだけははっきりと言える。人種差別、黒人差別は存在するし、それは人権侵害であり、間違っている。アメリカの奴隷制度が過去の話であっても、黒人差別は過去の話ではない。日本国籍を選んだ大坂選手が黒人差別を訴えることに違和感を覚える人もいるらしいが、そういう人は国籍と人種が別ものだということをまずは知るべき。