ライオンキング



♪おー おーおーおーおーおー サークル・オブ・ライフ

のっけから、おサルさん役のボーカルが聴かせてくれる。アフリカ語だという部分の歌詞はサッパリ分からないが、「サークル・オブ・ライフ」のところは、一緒に口づさんでみたりする。

衣装というよりも舞台装置(小林幸子のとは意味がカナリ違う)といった方が、ふさわしいような衣装を身にまとった役者が、キリンやカバ、インパラ、シマウマ、ハゲタカ等々を演じながら、舞台に姿を現す。客席の後ろからゾウが現れたときは、ひときわ大きな歓声が上がった。


……というわけで、久しぶりに劇団四季の舞台を見に行った。
以前見たのは、今映画も好評の『オペラ座の怪人』だっただろうか。怪人がふっくらした容姿であまり悲劇的ではなかったのが、逆にカナしかった。歌は良かったのに。


今回のキャストはそのようなことはなく、とても満足した。
悪役と笑わせ役がいい味だしてるのって、いいよねー。


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ストーリーは原作のディズニー映画とほぼ同じだが、より勧善懲悪の色が濃くなってる。それから悪役の王弟に謀殺されてしまう王様について、”理想的な父親”のイメージを強調していた。


王様の言い付けを破って、幼馴染みの女の子と”象の墓”へ遊びに行った王子は、命の危機に襲われる。間一髪で王様に助けられた王子は、王様の前に一人、呼び出される。今にも泣き出しそうな王子。
「お前は、自分の幼馴染みを危険な目に遭わせた。そのことについて私は怒っている」
自分との約束を破ったことについては、一切言及しない王様。そしてぶつことも、なじることもせずに、王子の反応を伺う。
「……お父さん、ごめんなさい。僕は言いつけを破りました」
王子は父を裏切ったことについて謝る。
「お前は私がどんなことでもできる、何でも望むことが叶う王様だと思っているが、それは違う。私は、お前を失うことがとても怖かった。お前を救うことができたのも、その思いがあったからだ。いつも強い私でいるわけではない」
それを聞いた王子は父親に飛びつき、王様は息子をぎゅっと抱きしめる。


……え? クサイ?
確かに。一緒に見に行った人も「ちょっと理想的すぎるよね」と感想をもらしていた。
いつぞやのクサイ台詞No.1に選ばれた映画『タイタニック』の"I'm a king of the world!"より、クサイ度は高いと、私も思う。


でも、「良い怒り方をするパパだな~」とも思った。ホラ、息子も深く反省してるしね、いちおう。もはやライオンの社会さえ、千尋の谷に突き落とすなんてDVはないのか。


※ちなみにライオンの画像は、ホームページ用素材集のものです。


※おまけ画像
ストーリーを簡単に説明した漫画、実は9コマもあった。削除したコマの中で、ちょっと気に入っていたものを、ピックアップしてみる。


ライオンキング・おまけ


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(2005年6月1日 追加)


今日の「トリビアの泉」で、”劇団四季のミュージカル『ライオンキング』は、公演する地方に合わせて一部のキャラクターの台詞を方言に変えている”ことを知る。


大阪(河内弁・京都弁)、名古屋、福岡版が紹介されてた。
福岡版、サイコー!! 舞台で見てみたい!!

矢田亜希子

……言い切ってしまえば、こっちのものだ。はっはっはー。(笑)これは、矢田ちゃん。(キッパリ)しかもWで。

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矢田亜希子・ミニ新宿のオフィスへ向かう女性たちの服が春めいてきた。今年のトレンドカラーは白と聞いていたけど、夏をも想起させる白を前面に持ってくるコーディネートをしてる人は、まだ少ないみたい。

それよりもお店では寒色のコーディネートが花盛りのよう。寒色と言っても、緑や青系のパステルカラーで、ミントグリーンやスカイブルー、ベビーブルー、青磁色、瓶覗色……こんな色もある(色彩検定を受けられる人、頑張れ~)。

ウチのオフィスでは、これにトレンチコートを合わせてる人が多い。トレンチコーチはカーキ色がメインかな。コートの中をガーリーに決めて甘辛ファッションが、かわいい。甘辛とモテ服は少しニュアンスが違うけど、なんだモテ服って。(笑)

アクセでは、ターコイズブルーが復活の兆しということで、眠っていたトルコ石を用いたものが、また使えそうだ。

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アニメ関連作が異例の100タイトル発売!(オリコン)

大人気アニメ『テニスの王子様』シリーズのCD作品がついに100タイトル目のリリースを数えた。

このアニメに登場する人気キャラクターが、“キャラクター”としてリリースした人数は実に44人。メインキャラクターの越前リョーマをはじめ、そのチームメイトやライバル校の人気キャラクターなどがそれぞれCDをリリースしてきた。そして、その作品は、メインキャラクター・越前リョーマの19位、越前のライバル・忍足侑士の11位、同じく跡部景吾の12位など、いずれもランキング上位に食い込んできているのだ。
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「『テニスの王子様』関連の曲が、なんでこんなにいっぱいカラオケに収録されてるんだ?」と、以前この漫画を取り上げた時に書いたけど、今日のニュースがその答えを教えてくれた。
>>>以前の記事

そういう訳で、他の記事を用意していたけど、急遽差し替え。短時間で仕上げた割には、前回よりも似てるんじゃない? リョーマくん。誉めてくれていーよぉ。(←エラそう)

『ガラスの仮面』ファンの皆様、美内すずえ先生、ほかご関係のある皆様・・・ごめんなさい。
前回の記事のイラストは、今回の複線でした。
もう、絵を見た瞬間に、すぐにパピィと北野くんを想像しちゃってました。
と言う訳で、今回は岡田あーみん作品について。

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遠い昔の話。夏休みの帰省の際、年下のいとこから『りぼん』の別冊付録をプレゼントされた。それは『おとうさんは心配症』をモチーフにしたアドベンチャーブック(Aの行動を選択するならaページへ、Bならbページへと読者の選択によって物語が進行する本)だった。だが、教育ママゴンとして君臨していた母上が「みおには不要です!」と、本人のいないところで返してしまったらしい。

えーーーん、母上のばかばかばかばか。コミックスにも収録されていないこのゲームブックゥ~。とても悔やまれる・・・。
※おぼろげな記憶によると、主人公は北野くんとして典子に気付かれぬように、(なぜか)2人のパピィの猛追撃を交わしながらデートを遂行するという、一見とても難易度の高そうなストーリーだった。

そんなゲームブックから知った岡田あーみん。Amazon で本を検索してみると、全ての作品の評価がほとんど満点だった。今でもファンが多いのね。良かったー。私も今でも、とりこでござる。そんな訳で今回はあーみん作品をご紹介する。

■『お父さんは心配症』■
デビュー作であり代表作でもある。あーみんファンというと、まずこの作品のファンということだろう。
男手一つで高校一年生の一人娘を育て上げた父親(かわいく”パピィ”と呼ぶ)が、娘とその彼氏の交際を「まだ早い」ということを理由に反対して、執拗に邪魔をする・・・というストーリー。邪魔するっていうか、一緒にデートを楽しんじゃうんだよね、パピィ。

ベタベタでコテコテな大阪らしいギャグと、時折きわどくなりすぎるネタが飛び交う。第一回を描いたのは、あーみんが16、7歳のときらしい。80年代のアイドル好きらしく、たまに登場する芸能人が非常にアイドルアイドルしてるのが、とてもおかしい。(歌しかり、芸名しかり、格好しかり・・・でもお陰で、♪にっちもさっちもどーにもブルードッグ♪を覚えた/笑)

ちなみにこの漫画、1994年の春にテレビ朝日系でドラマ化されたことがある。配役は、パピィに大地康雄、典子に持田真樹、典子の彼氏・北野に国分太一、安井さんに美保純だった。

ドラマの方は、残念ながら今ひとつな内容・・・。
その理由は、キャラクターの性格が原作とは違いすぎたことにある。典子はパピィに妙に挑戦的だし(カラオケでデュエットする様をわざとパピィに見せつけたりする)、安井さんは単なる通りすがりのように存在が薄かった。パピィも追跡くらいしか、異常振りを見せてくれないし、最終回まで見た気もするが記憶にない。

■『あーみんの好き放題劇場』■
『お父さんは心配症』が大団円を迎えて、充電期間という名の漏電期間中に連載された全5回のいきあたりばったり企画の連載。第1回と第2回はあーみんのことについて。第3回は『心配症』のキャラクターと一緒にクイズ大会。第4回と第5回はあーみんの好きな怖い話という内容だった。私はこの怖い話特集に、お腹の皮がよじれるかと思われるほど笑わされた。

特に爆笑したのは、あーみんのひいおばあちゃんのお話。あーみんのひいおばあちゃんは霊媒師で、いろいろな人が相談に訪れるほどその能力はすぐれていたと、あーみんの母は言う。だが戦時中に、アメリカ軍による照明の光を、「天からの光じゃ」と村の皆に聞かせ、ひいおばあちゃんの言葉を信じた村の人たちが、照明の光の中を一斉に走り出すと、その鼻先や足元すぐに銃撃をあびる。「立ち止まるな。光が消えてしまうぞ。ったー」と村人を急かすひいおばあちゃん。・・・霊媒師を相手には逆らいづらかったという村の人たちの心中、察してあまりある。(笑)

ここでクイズ大会の回に、あーみんから出されたクイズを1つ。『お父さんは心配症』のキャラクターで最もおかしいのは誰か?答えは本文の一番下に。

■『こいつら100%伝説』■
担当者さんが異常なほどの忍者好きだったということから企画されたお話だそうだ。
※『心配症』の守くんが忍びの者という設定も、この担当者さんの熱い要望だったとか。

時は戦国時代。命を狙われた、あるお城の姫君が武術などに長けた和尚の元に身を寄せる。その和尚には3人の忍びの弟子がいて、3人とも姫に恋をする・・・というストーリーだが、命を狙われていたという初期の設定はあっという間に忘れさられる。(笑)

あーみん、ついに絵を描くのがキライになったか?と思ってしまうくらい線が太く、描写もこざっぱりしてる。作者自らが言ってるように、トーンも極丸(弟子の1人)の忍者服くらいしか使われていない。

『心配症』に慣れた人には「パワーダウン?」と首をかしげるむきもあったが、読んでいくうちに「これはこれでアリかも」と思わせられるのは、「歴史物なんて分からん」という作者がターミネーターだったり、男好きシスターズだったり、様々な要素を登場させているからか。ちなみにターミネーターの登場の回には『心配症』のキャラクターも登場する。

3人の忍者という設定が、NHKの『忍たま乱太郎』を想起させるため、私の中では極丸の声は田中真弓さんだ。

■『ルナティック雑技団』■
初めてその絵柄を見たとき、「あーみんがギャグ漫画を辞めた・・・」と涙が出そうになった。線が細く書き込みが細かい。そして、トーンもバリバリにはられている(!)という画風の変化に、私ばかりではなく全国のファンが泣いたと思われる、と勝手に推測する。

普通の女子中学生・星野夢見は、両親の海外転勤をきっかけに、憧れの男子中学生・天湖森夜の家に下宿することになり、心が弾む。だが、森夜は学園中の憧れであるがゆえの学校中の女生徒からの嫉妬と、森夜を溺愛しすぎる異常な母親のねたみとそねみ、学園のアイドル・愛咲ルイによる求愛と、森夜本人の不思議な行動に翻弄されっぱなし・・・。って言うか、今回は主役の夢見も妄想癖のある変な女の子だし。やっぱりここはあーみんワールドだと、認識させられるストーリーだ。未読の人には、上記2作品の毒が抜けた頃に、そっとおすすめしたい。

*

クイズの答え:典子。「これだけおかしいキャラクターが集まっている漫画の中で、ただ一人ひとコマ残らずまともだったから。環境に左右された北野の方がマシだ」とのあーみんの弁。

教育実習に行った先の学校で、生徒の間でとても流行っていたのを、実習生の一人が借りてきた。自分の授業がない時間は実習生たちは勉強をしてたり、先生や他の実習生の授業を見学したりしていたのだが、『ガラスの仮面』の文庫版が控え室の長机にドンとつまれたときから、誰もが夢中になった。

私はこのとき初めて読んだのだが、例にもれず「早く読ませて~」と次の巻を読んでいる人をせっつくようになった。研究授業が終わったあとのことで、良かった・・・。

私がもっともワクワクして読んだのは、乙部のりえが主人公の北島マヤを芸能界追放に追い込み、その事実を知ったマヤのライバル姫川亜弓が舞台の上で、敵をとる場面だ。その後のマヤが芸能界復活を果すため、また亜弓と同じ舞台に再び立つために受けるオーディションのシーンも好きなので、このブログで取り上げるのは、そのどちらかのシーンにしようと思っていた。

が。
やっぱりひとコマで笑えるシーンの方がいいかなと思って、企画を変更。とても時代を感じる場面を再現してみました。今、こんなスパルタな教え方する先生はいらっしゃるのだろうか。

それにしても、月影先生もマヤもタフだよね・・・。

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6年ぶりの最新巻(42巻)が発売された『ガラスの仮面』が、4月よりTVアニメとなって放送される。

テレビ東京・毎週火曜日深夜25:30~25:59・4月5日スタート
>>>関連HP
(関東地域の情報となっております。他の地域の方はごめんなさい!)
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