樽の聖人・ディオゲネス | eビジネスランド 知識創造通信

樽の聖人・ディオゲネス

牧内 操




 昔、高名な哲学者ディオゲネスは、



いつも樽の中で寝起きしていたので



「樽の聖人」といわれていた。



ある日、そこへアレキサンダー大王の行列が通りかかった。



大王は馬から降りてディオゲネスの前に立ち



「お前が樽の聖人といわれているディオゲネスか。



わしはアレキサンダー大王だ。



お前に、地位でも財産でも名誉でもなんでも呉れてやる。



なにが望みか、言ってみろ」と言った。



ディオゲネスは恐る恐る



「大王様、お言葉に甘えてお願いがあります。



まことに恐れ入りますがそこをどいてください。



あなた様がそこにお立ちになっておられると



太陽の日差しがここへ届きません。」と言った。


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 人によって価値観がまったく違うという、有名な話・・・


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