商売繁盛への道
「商売が繁盛する」ということは、「お金が儲かる」ということであります。
お金が儲かると、腹一杯おいしいものが食べられるし、高価な衣服を着て立派な家に住むことができます。反対に「商売が衰退する」と衣食住に困難を来たし貧困になります。 だから誰でも自分の商売が繁盛することを願って、毎日一生懸命に働いています。
「働く」に三種類あって、一は「普通の働き」、二は「良い働き」、三は「悪い働き」。
当たり前の普通の働きでは、小さいお金しか入ってきません。工夫・努力して良い働きをすれば、大きいお金が入ってきます。悪い働きを続けていくと商売は衰退し、やがて身を滅ぼすことになってしまいます。
「働く」と同じように「お金」にも、三種類あります。
一は、「禍福」に関係のない金。二は、「禍」のついた金。三は、「福」のついた金。
一の禍福に関係のない金とは、懸賞の賞金とか恩給・年金などのお金のことで問題はないのですが、問題は二の禍のついた金であります。
自分の儲けを大きくすることばかり先に立てての働きには、見返りに悪い念のこもったお金が入ってきます。例えば、取引先から高すぎるとか無駄金とか思われて支払いを受ける代金、あるいは、勤め先の社長から働きが悪いと思われながらもらう月給、などには禍がついています。さらに他人を騙したり傷つけたりして得るお金には大きな禍がつきまといます。こんな禍のついたお金ばかり受け取っている人は、だんだんじり貧となってやがて倒産・没落、あるいは司直のお世話になり、しまいには路頭に迷うことになってしまいます。
本来、「働く」ということは「はた(自分以外の人のこと)をらく(楽)にすること」であり、世の為・他人(ひと)の為に役立つ働きをしていくことであります。
正しい信念をもつて商売をする人は良い働きをして、その見返りに感謝の念という福のついたお金を得て、ますます商売繁盛して幸福な人生を送っていきます。
以上述べたことは、ほとんど誰でも知っている当たり前の常識ですが、現実問題としてこれを実践できている人はきわめて少数であります。それが証拠に、世の中に商売を行う人は大勢いますが、商売繁盛していく人は、常に少数であります。
繰り返して申し上げます。商売繁盛への道は、これしかありません。
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