1月の新橋演舞場の演目の解説、六日目おんぷ

六日目の今日は、「弁天娘女男白浪」のあらすじを解説しまするぅ





舞台は鎌倉

日本駄衛門をアタマに弁天小僧菊之助、忠信利平、

赤星十三郎、南郷力丸で構成される盗賊5人組、

「白浪五人男」がいました。

ある日のこと、

キレイなお嬢様に変装した弁天小僧菊之助が、

家来に扮した南郷力丸と一緒に、浜松屋という呉服店にやってきます。

二人は浜松屋に難癖をつけて、金をゆすろうとします。

店側が100両出すことでカタがつきかけるのですが、

横で見ていた侍に弁天小僧の女装を見破られてしまいます。

「バレちまってはしょうがない!」と開き直り、

自分たちが最近世間を賑わしている

白浪五人男の一味だと名乗ります。

ここで有名な弁天小僧のセリフ、

「知らざぁ言ってきかせやしょう」となるわけです。



弁天小僧と南郷のユスリが失敗に終わったかにみえましたが、

正体を見破った侍は、実は盗賊のリーダー・日本駄衛門でした。

店の店主を信用させておいて、

あり金をごっそりいただこうという計画だったのです。

ところが、弁天小僧が浜松屋の実の子で、

浜松屋の養子が日本駄衛門の実の子であることが判明して、

結局何も盗らずに去っていきます。



その後、追っ手を逃れ、

稲瀬川に勢揃いした白浪五人男は名乗りをあげます。

大立ち回りの末、

弁天小僧は追い詰められてしまい、

極楽寺山門の大屋根で潔く切腹するのでした…。



河竹黙阿弥の作品は、七五調のセリフはもちろんですが、

物語としても本当に素晴らしいですきらきら!!きらきら!!きらきら!!

皆様是非とも見に来てください!!




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