1月の新橋演舞場の演目の解説、五日目おんぷ

五日目の今日は「弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)」

『知らざあ言って聞かせやしょう・・・』の名台詞が有名な演目ですね




これは7年前に弁天小僧を演じた時の私ですね音符


「弁天娘女男白浪」の本当の題名は

「青砥稿花紅彩画(あおとのぞうしはのにしきえ)」と言いまして、

江戸から明治にかけて活躍した大狂言作者・河竹黙阿弥の代表作です。



「白浪」とは盗賊のことで、

「弁天娘女男白浪」は弁天小僧菊之助、日本駄右衛門、

南郷力丸、赤星十三郎、忠信利平の5人の盗賊の活躍を描いた作品です。

昔、中国の白浪谷を住みかとした盗賊がいたことから、

盗賊を「白浪」と呼ぶようになったそうで、

そこから盗賊を題材にした芝居を「白浪物」と呼ぶようになりました。



この御仁が黙阿弥。

来年は作者の黙阿弥が生まれてちょうど200年という節目です。





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新橋演舞場でお待ちしてまする




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