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私はどういうわけか災害後半年も経つのに、目の前の崩れた山に登らなかった。
今日私はある資料を作るため初めて山に登った。そしてなぜ私が今までここに来なかったのか理由がわかった気がした。

怖かった。


傾いた木々と深く掘れた土が下へ下へと向かう山肌を歩きながらあの時の祈りと恐怖を再び思い出した。
そして、なぎ倒された木々に触れ、山の悲しみをいっぱい感じた。

山肌にはすでにたくさんの竹が生え始めていた。竹は地震には強いが土砂崩れなどには弱い。

今後ここには大きな砂防ダムができる予定だ。
そうなればまた景色は変わる。それまでにこの惨劇を目に焼き付けなくちゃならない。そして確実に記録していかなければならない。
それも私の使命。
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写真は、災害で崩れた我が寺の歴代住職墓石一群。

300年以上前の墓石から直近の前住職と我が家のものまで全部で13基。

前々住職は私の曾祖父になりますが、それ以前になると、妻帯せずに一代ごとに住職が変わっています。

そんな我が寺の歴史が刻まれた貴重な墓石群。その墓石も、土石流によって全て破壊され、バラバラになりました。
中には自然石で組み立てられていたものもありましたが、土砂撤去時に一緒に撤去されてしまったものもあるようです。
とにかく古いもので無くなった部品もある中での復旧作業。思った以上に難航してます。

それでも軸石は全てそろっているようです。

やはりここでも頼みの綱は写真。

墓石屋さんが復旧作業の手助けにと持ってきてくれた墓所内の写真にたまたま我が墓所が少しだけ映っていたのです。
そんな少しの手がかりでもずいぶんと助かりました。

きっと写真がなかったら途方にくれていました。


今日も引き続きメジャーと写真を持って墓石パズルです(笑)
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今日は幼稚園の手芸サークル仲間とランチ会でした。
なかなか参加できずにいたのですが、メンバーの1人がもうまもなく出産で今年度最後だと言うのでそれは是非会って送り出してあげたいと思い、参加しました。

ほんとに楽しかった!
災害後保育園部に移ってからはなかなか幼稚園部のママさんたちと話す機会も減ってしまったんだけど、サークルのおかげでこうやって楽しませてもらえてうれしいです。

集まるともっぱら過疎化の話しが多いんですけどね(笑)
私の利用している園は三つの地域からこどもたちが通っていますが、ひとつの地域は今年の1年生13人。もうひとつは17人、もうひとつで30人。いずれもやはり1クラスしかできません。
中学校で2クラスだけだそうです。

はぁ、どうなるの!この状況!

そんなこと話してます。

そして夕飯後に片付け後久しぶりにパウンドケーキを作りました。

超お手軽なホットケーキミックス使用、サラダ油使用のチョコバナナケーキ。

明日の朝食用に一晩寝かせます!

楽しみ~。

次回はアップルパイを作りたいなぁ。

山下達郎の「希望という名の光」


 
運命に負けないで
たった一度だけの人生を
何度でも起き上がって
立ち向かえる
力を送ろう

どうぞ忘れないで
移ろう時代(とき)の中から
あなたを照らし続ける
希望という名の光を
あなたを照らす光を
希望という名の光を


A Ray Of Hope For You
A Ray Of Hope For Me
A Ray Of Hope For Life
For Everyone



妹が渡してくれたCDの中にあった1曲。

車で聞いていて思わず涙が出た。
一人で運転していて、そして周りが暗くてよかった。

震災後いろんなところで流れているようだけど

私はまったく聞いたことがなく、今回初めて聞いたのです。

上の歌詞は抜粋ですが、

この歌詞の前に


「だからどうぞ泣かないで
こんな古ぼけた言葉でも
魂で繰り返せば
あなたのため 祈りを刻める」


という歌詞があるのです。

おそらくいつも私や私たち家族のことを思っているであろう妹の気持ちが伝わってきて
心に沁みました。


ありがとう。





希望という名の光
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今日から娘たちは保育園でした。
園長先生からのお年玉は手作りのお年玉袋にいちょうの種とラムネそしてお手紙。
いちょうの種にはかわいい顔がかいてあります。
お年玉袋もひとつひとつ手書きで水引のリボンまでついています。これは用務員さんの手作りだそうです。
手紙には「このいちょうのたねはかわいいあなたです。あなたのこころのなかにはかのうせいというすばらしいたねがねむっています~」と続く園長先生からのメッセージが書かれていました。

園児116名全員に配られたお年玉。

なんだか親の私もうれしくなりました。
手作りのものは印刷物とは違う強いメッセージが伝わるなと改めて感じました。
いちょうの種を見た長女は早速こんなことを言いました。
「お寺に植えよう、木、無くなってもたから、お寺に植えたらええやん!」
私は「いや~なかなか難しいやろ~」と口にしましたが、すぐに、いやいやそんなことない、なんでも無理だと決めつけることがそれこそ子どもの可能性を奪ってるんだと思い直し「そやなぁ植えるのええやん!植えよう!芽が出るか出へんか、そんなん植えてみなわからんし、なかなかええ考えやんか」と娘に言いました。

娘は「でも種にこんな絵書いてあったら出てけぇへんかなぁ」と言うので
「いやぁ、にっこり笑顔のいちょうの芽が出てくるかもよ」と言うと満面の笑みで「そやな」と言いました。

園長先生が言う子供の可能性という芽、うちの子もしっかり出てきてるのかなと思いました。

そんな種を贈って下さった園長先生、ありがとうございました。
私も今年はなんでも無理だと決めつけず「まずは行動!」を心がけたいです。