アメリカ放浪記 2 芭蕉の旅 | 人生と旅・読書 村上春樹感 アメリカ放浪記

人生と旅・読書 村上春樹感 アメリカ放浪記

人生と読書は切り離せない、体と心のような関係です。人生は旅であり、また、読書も旅です。徒然なるままに書いていきます。コメントお待ちしています。

奥の細道の芭蕉には曾良がいたように。旅には同伴者が必要である。

松島の絶景を目にした時。芭蕉は言葉に出来ずに句をあきらめている。

曾良は助け舟を出すように詠む。「松島や 鶴に身を借れ ホトトギス」

曾良の松島を言葉にした、機転の利いた俳句である。

 

私が芭蕉をこよなく愛するのはここにある。旅の目的地では、俳句を詠むはずである。

しかしながら、芭蕉は詠んでいない。なぜか、沈黙してしまうのである。

あまりの感動で、俳句にできない。私は、やはり、それが真実だったと解釈している。

どれほどの景色が、芭蕉の心を鷲づかみしたのか。「松島や ああ松島や 松島や」

 

私も高校二年の夏に、当時仙台にいた兄に連れられて行った。

瑞巌寺や、伊達政宗の像とともに、松島を眺めた記憶がある。

しかし、なぜか、この句は奥の細道には出てこない。

では、芭蕉作といわれるこの句は、いったいどこから来たのだろう。

 

「昼から夜にかけての松島の絶妙な情景は、圧倒されて句を起こせない。

句作をあきらめ、瞼を閉じて眠ろうとしたが、心気ますます冴えて眠れない。」

(森村誠一:芭蕉道への旅)と奥の細道にある。芭蕉をして、絶句したのである。

芭蕉の句は、背筋にひんやりする、真剣勝負の時のような感覚を禁じえない。

 

話がそれたが、アメリカへの旅の私の同伴者はT君である。

行く先々で、彼の助けを借りることになる野だが、それはこれからのお楽しみ。

しかも、T君は曾良のように使命感をも持ちあわせており、渡米を決断させたのも彼だった。

それが、今はまだ、あのような旅になるとは全く想像さえできない二人であったが。

 進学塾アンサーホームページhttp://answer-makabe.net

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村 ☜クリックお願いします。順位参加中です。