私も言葉使いは綺麗な方ではないですが、最低限ビジネスではビジネスに相応しい言葉使いというものがありますよね。

先日新幹線に乗っていたら、サラリー3人組みが前の座席で会話をしていました。すると内1人が後輩のようで、一応敬語?で話しています。

一応というのはその言葉使い。

「ホントっスか?」「オレそ~ゆ~のダメなんスよね!」「あとひと駅っスよ!」「それって超凄くないスか?」などなど。

親しみを込めているのか分かりませんが、そもそも文字で起こせば明らかに敬語ではないし、目上や年上の方に使う用語ではないですよね?

どこの大学生サークル、いや、会社なのか分かりませんが、どんなに素敵な仕事をされたとしても、私だったら無理かな~。

胸に輝く会社のバッジはお飾りのご様子。


あと、先々日は山手線車輌内で電話をしている20歳代の男性がおりました。

話し相手はお友達のようで、大きな声で「おれの友達は金持ちばっかだから、医者もいるし、スーパーゼネコン(なんだスーパーって?)の社長息子、あとヤクザも金持ち」ですって。

仮にそうだとしても、少し小声で話せないものか。

まぁ放っておく程度の事象なんでしょうけどね。

まず医者は処方箋をサラサラ書いてドンドン患者さんを回すか、バッサバサ外科的に切らない限りは、そんなに金持ちにはなれません。日々寝ずに救急救命で体を酷使されている医師だって、それほど高給取りではないです。

そしてヤクザ?そんなに景気のいいヤクザ屋さんってどこの人?本当だったらあまり大きな声で言えた話しではないですが。

いや、昔はそれこそ證券会社から芸能界までベタベタな関係はあったでしょうけど・・・・。


いずれにしても、私が一番無能な人間だと思うのは「お金があって賢くない人」です。

経済的な障壁が人よりも少ないというアドバンテージがあって賢くない・・・・。それすなわち凡人以下だと思いませんか?

要するに「賢さ」とは、見た目や学歴、地位、財力のことではありません。

自分の経験して得た知識を、独創的な創造力へ転用できる洞察力を兼ね備えた人。

1を知って10を知り、10を知って1000を得る。


「金持ち」と「金だけ持ち」は全く別物だと思いますね。

表現方法の差でしょうけど、まさか無能人間自慢の会話ではないだろうな?と思いながら山手線車内で話を聞いていました。