人間の大人は通常「個」が確立されているため、常識では他の人間と同調をせずに生きている。特に大人はそうだ。

 一番上手なのは「犬」だと思う。ついで子供。

 共鳴している状況というのは、歌手のライブなんかに参加している観客をイメージして頂ければわかりやすい。

 ひとつの何かに対して、一緒になろうとする。

 そういった共鳴がされている場合通常、脈拍や心拍が同じ状態になりやすい。だから、集団過呼吸症候群で倒れてしまうケースは稀ではない。

 他にも、小中学生の子が、全校朝礼で集団的に貧血で倒れることもよくある。

 興味深いのは、精神状態を始め、肉体の機能面までもが同調共鳴されてしまうのだ。

 女性が集団生活をすると、生理周期が同じくなる。

 当初は同じ精神状態を共有するところから入るわけだが、それが深化すると、ホメオスタシス(生体恒常性)まで共鳴し始める。

 それが悪く作用されれば悪いことであるが、良く作用されれば良いものである。

 特に、日々テレビで放送されている「経済不況」という言葉。あれは悪く共鳴反応を作り出してしまう代表格だ。そうして、好景気の人まで倒れ始める。

 だから、先日の日記で書いたように、良い共鳴連鎖の考え方は重要なことだ。

 同じように、我々施術者の精神状態は受ける人の結果の大部分を占める。

 デキが悪い施術者に限って、こういった考え方を受け入れない。綿密な技術論を展開しようとするのだ。デキが良い人に聞けば、皆重要だと言うのだが、そもそも皮肉と捉える傾向がある。

 デキが悪い施術者は、疑い深く情報収集のアンテナが小さい。そうして本当の事を教えても「それは余裕がある人の結果論だ」と逆に説教をされてしまう。

 何が最初かと言えば、共鳴でご説明したように、精神から導入するのが簡単である。だからデキの悪い人は導入にすらたどり着いていないのだ。

 皆さんの周りではそのような人はいないだろうか?