深夜食堂とアイアンクローな夜。 | 人に言えない秘密を持つカウンセラーの日記

深夜食堂とアイアンクローな夜。

本当の自分を隠そうとする人は多いですね。

大きな理由はコンプレックス。

 

誰でもそうです。一見凄そうに見える人であっても、自分の弱さや自信のなさは本人が一番よく知っています。

 

 

世の中には三通りの人がいます。

「あなたはこういう所がありますね。」と指摘された時、

「その通り」と自分を隠さない人。

「違いますよ」と否定してそれを一生懸命隠す人。

「自分はこういう人間なんで」と開き直る人。



 

隠すのもしんどいので僕は相手には自分のことを何でもオープンに言ってしまう方です。

・気弱で人見知りなんです。
・酒、飲むけど相当弱いんです。

・不安症です。

・見かけ倒しであんまり量は食べられません。

みたいに。

僕は見かけがゴツイので怖そうに見られることも多いですが、全然。

怒ることもほとんどありません。

しかしこれらもすべて長所扱いに変えることもできます。

 


気弱で人見知りも、周りに気を使えるのと相手のことを先に考えるので場の空気を良くすることができますし、人に迷惑をかけることもありません。

酒が弱いのも、大きく羽目を外すこともありませんし、酔って心配になる仲間に問題が起こらない様全体をよく見ることができます。

これって誰にでも言えることですね。

 

 

 

「なんでもはっきり言ってしまって、よく人とモメます」

という人は正義感も強いはずですから、仲間とモメるほうでなく、『世間のルールを守らない輩たちに何でも直接ハッキリ言ってしまうんです』という方をメインアピールするようにシフトすれば正当性が出ますし、周りからも一目置かれると思います。

自分より弱い者だけにハッキリ言うのはダメですよ。

おっかない人にもはっきり言うくらいでないとニコニコ
 

 

前からずっと観たかった映画「アイアンクロー」。父と兄弟5人全員がプロレスラー、しかし長男以外全員不慮の死を遂げてしまう「呪われた一家」と呼ばれたエリック一家の物語。

 

 

子供の頃からプロレス好きで現役時代からエリック兄弟の大ファンだったので、エリック家が映画化されると聞いた時は『よくぞやってくれました!』と喜びました。

なんというか現役時代の彼らは華があってキラキラしていて、日本人レスラーがえらく地味に見えたものです。

 

 

一人残った長男ケビン・フォン・エリック目線からの物語ですが、父親が作ったテキサスのテリトリーでのプロレスというファミリービジネスに応えようと、トレーニングにステロイドにドラッグにと悪循環に陥る兄弟。

そして兄たちの死で望まなくともデビューさせられる弟たちへの負の連鎖。

 

ここにも大物レスラーだった父と周りの期待に応えないとというコンプレックスが最悪の結果を次々にもたらせていったと感じました。

 

 

     

 

 

これって受験社会でもよくありますね。親の期待を背負い、結果が出なかったことで

最悪の最期を迎えたり、ずっと失敗のトラウマを抱えて親と揉めたままというケース。

 

映画では五男クリスは登場しませんでしたが、彼も同じように最後は非業の死を遂げています。

 

父親から受け継ぎ、この兄弟しか使えない技がアイアンクロー。

タイトルの割にはアイアンクローという技の扱いが軽く感じたのだけが残念。

 

長男ケビンは映画に出てきた夫人との間に4人の子供と13人の孫がいると最後に出てきましたがこれが救いでした。

 

 

十数年前にケビンの息子でプロレスラーになったロスとマーシャルが日本のプロレスリングノアに留学していた時に写真撮影して貰いました。

映画でラストの方に出てくる子供達ですね。

 

上映している映画館が少ないのですがぜひ観てみてください。お薦めします。

 

■アイアンクロー公式サイト 

 

 

 

 

『深夜食堂』っていう漫画、ドラマをご存じですか。深夜12時から朝までやっている、メニューはないけど言えば何でも作ってくれる食堂に集う人間模様を描いた作品。

 

      

 

 

実はこの深夜食堂に出てくるメニューが食べられる店が博多にあったんです。

『町屋 あかりや』。営業時間は深夜でなく、16時から22時まで。土曜と祝日は13

時からやっているカウンター8席だけのお店ですが、作者の方がよく通っていたそうで作品にちなんだものがおいてあります。

 

 

一人が注文すると「それ私もください」というシーンがよく出てくるのですが、このお店もまさにそれが起こっていました。

 

漫画で出てきてみんなが注文した長芋のソテーとメニューに唯一ある豚汁。

九州故に白味噌なのが嬉しいです。

 

 

カウンターだけの店というのは隣席の方々ともすぐに仲良くなれるのも魅力。

この日は横並びに座る四人が皆ラテンアメリカ好きで旅したことがある者同士で盛り上がりました。

 

素敵すぎるお店でした。博多の赤坂駅からすぐです。

 

 
 
 
 
親子の物語の映画を観た後は博多で働く息子と合流。
うちには引き継ぐアイアンクローはありませんが、好きなことをどんどんやってくれればいいと思います。
 
 
近況報告を兼ねて店をハシゴ。しかし博多はどの店も美味しくて素晴らしい。
心地良く酔えました。
 

 

 

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