5月 笠間教室 茶道稽古
端午の節句の室礼でお迎え
木地の曲げに葉菖蒲
矢車草は鯉のぼりの天球に見立てられます
美しく華開いた河骨を添えて
今回は
伊勢物語五十二段をご紹介
あやめ刈り 君は沼にぞ まどひける
我は野にいでて 狩るぞわびしき
これは飾り粽贈ってきたことに対するお礼として
狩の獲物である雉と共に 送った歌
「あやめ刈る」と「野にいでて狩る」
「沼」と「野」
「君」と「我」
「まどふ」と「わびし」
を対比させて詠んでいます
この物語は大変短いのですが
当時の端午の節句の様子を知ることができる
貴重な資料です
飾り粽といえば
現代にも残る菓子の粽に
五色の糸を巻き付けたもの
笹で巻くのですが
平安時代には
あやめの葉も使ったのでしょうか
飾りに添えてあったのかもしれません
旧暦の5月5日は男性が「薬猟」に出かける日でした
疫病の流行る暑くなる季節を前に
鹿の若角や 菖蒲や蓬などの薬草を
取りにいくのです
撫子 貝母の実 山帰来
菱菖蒲 薫風 ★Instagram
半年ぶりの風炉の稽古
爽やかな色合いの麻の葉紋
端午の節句に相応しい 矢筈紋
燕の子育ても始まりました
【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】
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