銀座街


今日の日経新聞朝刊の一面は「街角景気 活気づく消費」の記事が飾っている。

企業の業績の回復によるボーナス増に株高が追い風になり、年の瀬を迎えた街角で「バブル期」をほうふつとさせる光景を紹介している。

実例として、ハワイ方面のパッケージツアーの費用が前年比7%程度増(近畿日本ツーリスト)やホテルルームサービス注文のワイン価格が6千~8千円から12千~4千円に上昇(ザ・リッツ・カールトン大阪)などを挙げている。

今年は、「失われた10年」で強いられてきた「節約疲れ」から開放し、自分にご褒美を与える「プチ贅沢」がはやった年といわれが、雇用の拡大局面に入る来年も「バブル期に近い景気」を実感を持てると予想されている。(「日経ビジネス」新年合併号)

この記事を羨ましく読んでいると、同じ日経新聞の最終面に「漢字コトバ散策」に『三余』が紹介されており、贅沢とは無縁な生活をしている小生はホットした気持にさせられた。

三余』とは、中国の後漢時代の学者の言葉で「歳の余りであると、一日の余りであると時節の余りである雨の日」だそうである。

どんなに忙しくても、この冬と夜と雨の日は勉学の好機であると学生の自立心を引き出した「三余」の故事に習い、後1週間に遣り残したことを片付けることにしよう。街角の好景気を尻目に!

日経コミュニケーション編集
風雲児たちが巻き起こす携帯電話崩壊の序曲―知られざる通信戦争の真実

銀座三越


20世紀初頭のスペイン風邪や昨今の鳥インフルエンザ等が世界的に流行することを、医学用語で「パンデミック(pandemic」というそうである。


伊藤忠商亊の丹羽宇一郎会長は、このパンデミックに准え「心理的なパンデミック」が今年は国内の政治や官僚そして経済界に蔓延した年という。(「日経ビジネス」12.19号コラム「終わらない話」から)


所謂「間接的なゴマすり症候群」で、丹羽氏は「カンゴ」と呼んでいる。

企業の「静かな取締役会」や今夏の衆議院選挙後の国会の「静かな論戦」であるという。


これに関連し、企業が失敗する条件を「保守」「思い上がり」「自己満足」の3つを、逆に成功する条件を「」「競争」「変革」の3つ(私はこれに「社員」を加えたい)を挙げている。


最後に、リーダーの本来の役目は「私利を抑えること」し、あらゆる組織のリーダーの自戒と、会社員や国民の「異を唱える勇気」を訴えている。


特に経営者や政治家のリーダーの皆さんには、今年で「終わらない話」ではなかろうか。


日経コミュニケーション編集
風雲児たちが巻き起こす携帯電話崩壊の序曲―知られざる通信戦争の真実

今年初め、ライブドアによるにっぽん放送買収問題でフジテレビのホワイトナイト(白馬の騎士)なったことで一般の人に知れ渡ることになったSBIホールディング㈱(http://www.sbigroup.co.jp/ )の北尾 吉孝代表取締役は先週テレビ東京のWBS(ワールドビジネスサテライト)に登場していた。


北尾氏は非常に照れ屋で滅多にテレビにでない経済人なので非常に興味深く見た。話の中心テーマは彼の得意なM&A(企業の合併・買収)であったが、その中で注目したのは「企業価値」についてである。


孫正義氏が当初声高に発言して一般に広まった企業価値=時価総額(株価X株式数)に対し、北尾氏は企業価値=人材X顧客X株主と明言し、特に価値を創造する源泉の「人材」を大切にする考えが窺えた。


中国の古典を愛し、恵まれない子供たちへの支援活動をライフワークにする北尾氏らしい発言である。強い個性や口調に似合わぬ企業価値観である。


USEN

(写真は㈱USENのHPhttp://www.usen.com/index.shtml より)

日経BP社が消費者に調査した「今年流行ったと思う」ヒット商品ランキングの一位は、アップルコンピューターの「iPod nano」である。(以下「日経ビジネス」12.19号より)


次いで愛知万博、ブログがベスト3で、4位に健康志向を反映し「寒天」、7位に「クールビズ」等があるが、来年期待されるのはGyao(ギャオ)ではなかろうか?


Gyao(ギャオ)は、有線放送最大手USENが手がける無料動画配信サイト(http://www.usen440.com/ )で、サービスを開始した4月以降急成長している。


現在毎週20万~25万人ペースで会員数が増加しており8ケ月で500万人を突破、来年8月末には1000万人を見込んでいる。


ギャオの収入源はCMによる広告収入であるが、広告企業は視聴者に合わせた販促が可能で従来の「広告で認知させて、店頭の販売促進活動で購入に結びつける」テレビ広告と異なり、「広告と販促の壁」をネットで取り払おうとしているのが特徴である。


これと同様、ブログも消費者の「消費スタイル」を変え、ブログ活用のEC市場規模は04年度28億円から06年度には1275億円に拡大すると総務省が試算している。


新種のビジネスは、短期間にそして急速に拡がる時代である。

この流れを敏感に読み取る企業のみが生き残っていくのであろう!



日経コミュニケーション
風雲児たちが巻き起こす携帯電話崩壊の序曲―知られざる通信戦争の真実

12月の銀座



今や、携帯電話は我々の日常の必携ツールになり携帯電話を家に忘れて一日中不自由を感じた人が圧倒的に多いのではなかろうか?


IT業界は日進月歩の進歩を続けているが、中でも日本の携帯電話の競争は凄まじいものがあり正しく「通信戦争」である。


来年の秋から、従来の携帯3社―NTTドコモ、KDDI、ボーダホンーにソフトバンク、イー・アクセスそしてアイピーモバイルがこの携帯市場に参入する。


この携帯戦争とその行方を追った本がタイミングよく日経BP社から12日出ます。

タイトルは「風雲児たちが巻き起こす携帯電話崩壊の序曲―られざる通信戦争の真実http://coin.nikkeibp.co.jp/coin/ncc/books/idoutai/ )」である。


明日の発売に先立ち一読したが、「孫正義氏の執念」「ライブドアが巻き起こす新手の風雲」等なかなか興味深かった。


日経コミュニケーション編集
風雲児たちが巻き起こす携帯電話崩壊の序曲




断絶の時代

(写真はダイヤモンド社http://drucker.diamond.co.jp/


11月11日に亡くなった「現代経営学の父」と呼ばれたピーター・ドラッカー氏を「日経ビジネス」12.5号がThe Wall Street Journalからの記事を紹介している。


ドラッカー氏の60年間にわたる39冊の著書と講演から世界有数の企業トップの多くが「ドラッカー信者」となり、「現代経営学の父」と呼ばれるようになった。


ドラッカー氏の提唱には「目標管理」の概念があるが、やはり「成長する企業は、従業員が最大の力を発揮する環境を整えている」とし「従業員こそ最も大切な資産」と考えたことが特筆されるであろう。


更に、「形式的な儀式や妙な慣行をもつ経営者という奇妙な種族を人類学の目で観察」し、ナチスドイツを逃れて米国に移住したことからカリスマ経営者に懐疑的であったと言われる。


ドラッカー氏は親日的でもあり日本経済新聞の「私の履歴書」にも登場したが、団塊の世代の私も30年前「断絶の時代」を読み感銘を受けたことが昨日のように思い出される。



国会議事堂 (写真はYahoo!トラベルから)


社会保険庁が一昨日、昨年一年間に国会議員やタレントの年金個人情報を業務外で閲覧した約3千人に上ると発表した。実に全職員の12%に当たるとしている。


関与を認めた約1570人のうち約700人は正直に自己申告したが

残り870人は「閲覧してない」とウソをついていたという。

しかも閲覧の理由の大半が「興味本位」であったと聞いて呆れるばかりである。


今年4月から「個人情報保護法」が施行されたが、この法律を作ったのは

彼等役人ではないか?その彼等がこの様では・・・・・・


更に呆れたことには、旧日本道路公団、防衛施設庁に続き、新東京国際空港公団(現成田国際空港会社)でも電機設備工事で談合が行われ職員が逮捕された。


最近多発している小学生の誘拐殺人事件も、今までこの日本を背負っていたと思われていた役人や政治家の腐敗が国民まで侵食してきているのではなかろうか?

平野 友朗
あなたの仕事が劇的に変わるメール術

篠崎屋 (写真は篠崎屋HPより)


M&Aというとホリエモンことライブドア社長の堀江貴文や楽天社長の三木谷浩史、そして村上ファンドの村上世彰ら六本木ヒルズ住民が注目を浴びるているが、我が街の埼玉県越谷市にもシゲエモンと呼ばれるベンチャー経営者がいる。


それは、豆腐店の3代目を継いで絹ごし豆腐や寄せ豆腐の商品を作り

11の工場に514の販売拠点をもち2003年に東証マザーズに上場した篠崎屋http://www.shinozakiya.com/ 」社長の樽見茂(42歳)氏である。


樽見社長は、積極的に事業多角化を展開し今年に入って中華惣菜メーカーの「楽陽食品」やコンビニの「アップルマート」など10社を買収した。


M&Aで豆腐を超え食品事業会社として、商店街コミュニティを活性化させる地域再生」という壮大なビジョンの実現を目指している。(以上「日経ビジネス」12.5号より)


樽見茂氏については、前に「日経ベンチャー」でも取り上げられ紹介したことがあるが、ややもすると「マネーゲーム」と見られがちのM&Aが樽見茂氏のように、伝統的あるいは斜陽業界に光を当て「日本経済の活性」を図る手段に活用してくれることを大いに望みたい。





楡 周平
再生巨流

西郷隆盛


時の話題は、マンション業者、建築設計事務所、建設会社、構造建築設計事務所そいて指定確認検査機関のシステムが機能せず「耐震構造の偽装」の発覚である。


姉歯建築設計事務所がマンションやホテルの構造計算書を偽造したこの問題は、姉歯氏個人の犯罪だけでなく業界の体質や過当競争がもたらしたものでもある。


テレビに頻繁にでて自分の正当性を主張するヒューザーの小嶋進社長やイーホームズの経営陣をみていると、改めて稲盛和夫氏の「日経ビジネス」での連載敬天愛人」を思い出す。


今12.5号は、今回の偽装問題にタイミングよく「南洲翁遺訓20条」が紹介されている。


原文は、「何程制度方法を論ずる共、その人に非ざれば行われ難し」である。おわかりの通り、どんなに制度や方法を論じてもそれを行う人の人間人格が立派でなければ何事も正しく行われることはない。


稲盛氏が1984年に創設した「京都賞」は、研究の業績だけでなく人物や人格が立派かどうかを審査基準にしているのはこの南洲翁遺訓を反映していると推察される。


そして「京セラセロソフィ」の中に、人生・仕事の結果=考え方X熱意X能力があるがこの中で「考え方」が最も大切であるという。


今回の事件を起した経営者達はこの「考え方」が、傲慢、利己的、他人を陥れようとする等の持ち主であったのだろうか?

顔は嘘をつかない」といわれるが、テレビに映る彼らをみているとそうかも・・・・。










デルの革命 - 「ダイレクト」戦略で産業を変える
マイケル デル


日本も安定成長期に入って、家や事務所には「もの」が溢れ捨てる時代に

なってきたが、さらに「人脈も捨てる」ことが

社長といわず我々一般人にも必要な時代になってきたという。



「日経ベンチャー」12月号の特集で「デキる社長の人脈整理術」を取り上げている。


そこで、『人脈を捨てる為の8ヵ条』を上げているがこの中では

1.「とりあえず付き合っておく」は禁句

2.「いつか」なんて来ない

と考えることが最重要と指摘している。


そして、「この人と付き合うべきか?この会合に顔を出すべきか?」と一瞬でも躊躇ったら、それは捨てるサインという。


確かに、我々は未だに昔の会社仲間県人会或いは学生時代の仲間との飲み会や「今年こそ一杯」の類の年賀状で、無駄な時間とお金を使っている気がする。


もちろん、大切な人や仲間は必要であり「人脈は量より」を大切にしていきたいものである。これだけはお金で買えないものであるから。


(写真はASAHI.COM「人脈記」http://www.asahi.com/jinmyakuki/より