蝦読weeklyです。
更新一日遅れました。

『超真相エヴァンゲリヲン新劇場版』
劇場版のエヴァンゲリヲン序・破・Qの三部作からエヴァについて考える本です。
再読。最近みた『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』に庵野秀明氏が参加していたこともあって、時間つぶしにサラッと読もうと思ったら、しっかり読み込んでしまいました。エヴァは劇場版の序・破・Q・シンの4作のみ見ていますが、世界観が好きで時間が許せば再度見直してみたいアニメです。この本もシンを見た直後くらいに一度読んで、最近のアニメの世界観って凝ってるなぁと感心させられました。この本の考察の正否はおいといて、改めて読むと、忘れてしまっていることも多くありまして、再視聴の際の予習に良い本だと感じた次第です。この手の本はすでにデザインや声のイメージができているので読みやすいですね。

白川尚史著 『ファラオの密室』
古代エジプトを舞台にしたミステリー。
ある事故の被害者が、真相を明らかにすべく動き出し、謎に近づくにつれ、新たな謎が浮かび上がって……という物語。死者が帰ってくることを受け止められる時代・地域・風習だからこそ展開できるストーリーにページをめくる手が止まらず、あっという間に読み切ってしまった。ところどころにサラッと放り込まれる超常現象も「ああ、この世界観なら……」と納得できてしまうのが作品として大成功だと思います。いわゆるマジックリアリズムのようなものも感じさせ、一気に読みきり。痺れました。

石原結實著 『「食べない」健康法』
少食による健康管理の本です。
しばらくぶりの再読です。かつて、減量生活をしていたときに「減量は間違ったことじゃない」という自分に言い聞かせるため、タイトルで購入しました。少食による健康管理。1日2食、1食、生姜・黒砂糖のススメ。少食による健康改善の実話も扱われています。これだけ効果があるなら、やってみようかなと感じます。
減量時に少食だったときは体調が良かったような気も。今はランニングをしているので3食食べていますが、アスリートの方々には2食の方もいると聞いていますし、疲れも抜けなくなってきていますので、どこかで試してみようかな。

網野善彦著 『中世の非人と遊女』
タイトル通り。非人・遊女の社会的地位について論が展開していきます。
網野史観は難しいですが、どれを読んでも面白いです。本作も穢と清目を請け負う特異性が差別の対象になっていくという感じで読みました。
人間の持つ強さやエネルギーを感じずにいられない網野氏の論の展開には今後も触れていきたいです。