2023サロマ湖100kmウルトラマラソン レポ2 ダラシャキ後半戦 | 55までの抵抗

55までの抵抗

50代半ばのおじさんが主にランニングと読書で加齢に抵抗するブログ

 今日まで怠惰生活です。
 いいだけランニングも筋トレも休んだので、明日からのんびりランニング、のんびり筋トレ開始。
 今週は週末も仕事ですし、ロング走もせず、リカバリーに徹します。
 時間のできた3日間の朝は読書にあてました。いや、月曜日はギリギリまで寝てたぞ。
 では、レポの続きです。

足足足足足足足足足足足足

 今回のギアは以前お知らせした通り
 NIKE Revolution6NN

 ↑こちら
 カーボンなし、そこまで厚底でもないし、履いた感じクッション性もそれほど感じず。
 廉価で手に入れた普通のランニングシューズ。
 でも、レース前のランニングからいいサポートをしてくれました。
 感謝。
 これからも普段のランニングで履きます。
 
ランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニング

 〜80km
 決して快調というわけではありませんが、2019のときのような内臓の気持ち悪さや強烈な眠気はナシ。
 特に2019でひどかった「水が胃の中で暴れているような感触」はなく、これはスポドリの「吸収速い効果」なんだろうな、と。
 いつぞやのフルマラソンで「スポドリ飲んだあとに力が抜けるような感触」を経験して以来、レース中のスポドリは敬遠していたんですけど、この考えは見直すべきなのかもしれません。

 サロマで走るたびに感じます。
 65km過ぎくらいからの20kmがキツいんです、私。
 いや、それまでも十分ツラいけどな。
 徐々に疲れも見え始め、エイドで休む時間も長めになってきました。
 水分補給、かぶり水は必須。場合によっては給食。
 タイム狙いならエイド滞在は短い方が良いとはわかっているんですけど、そもそもそこまでタイムにこだわりすぎてないし。
 75km地点あたりのそうめん、旨かった〜。生き返りました。
 2019の経験から「給食して胃腸のトラブル」ってのが最も怖かったんですけど、今回はトラブルなし。
 アンパンもそうめんもスポドリも上手く機能してくれたようです。

 それでもラップは徐々に落ちてきます。落ちているつもりはないんですが……。
 周りの選手を食ってはいるので、周りも落ちていたんでしょう。
 時折吹く風の涼しさがご褒美に感じるくらいには暑かったので、それなりに酷なレースだったんだなぁと。
 あと、この区間あたりから、かぶり水後に鼻水が止まらなくなる現象がおこり、何度か鼻をかむためにトイレに入りました。
 今回は胃腸よりもこちらに悩まされた感じです。

 今年からコースも代わり、名物ワッカに入る地点が変わりました。
 このあたりにいた役員さんが同年代の人で、大声で「頑張れ、頑張って〜」と声をかけてくれました。そこでまた蘇生。
 キツかった地点だし、そんな応援をしてくれる人だとは思わなかったので(失礼)、すごく嬉しかった。
 知り合いの声って大事だよな。
 ワッカに入って急坂の橋を渡り切ると80km地点あたりが砂利道。
 砂利道苦手なんだよなぁ……。想像通り、脚がとられます。

えーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーん

 〜90km
 80kmあたりを折り返してちょっと行ったあたりで砂利、もしくは地面の凹凸に脚がひっかかりました。
 「あ!」
 という声とともに転倒。何とか手のひらと膝を地面につくくらいで済みましたが、手のひらは皮が剥け、膝も擦過傷。どちらも軽く打撲。

 思わず

 「うぬぅ、ぬかったわ」(何時代の人?)

 と口走っていました。
 しばらく放置して走りましたが、かぶり水地点で手と膝を洗うと……
 手のひらの血が止まらん 流れている!! 見る見る手のひらが赤くなる!!!
 痛みも腫れもそんなにないので、どうしようか悩みましたが、一向に止血の気配がないので、近場の監察の方に相談して洗浄、消毒、絆創膏を使わせていただくことに。救急道具を携帯してくださっていた監察の方に感謝。

 ここで5分ほどロス。
 走るのを再開すると、我慢できないことはありませんが膝にも痛みと違和感。

 ペースを落として様子見。
 うーん、疲労がピークの地点での砂利は私にとっては災いだったなぁ……。
 来年以降も出走して、コースが変わらないなら、ここは細心の注意が必要だ。

 応急処置効果で出血もほぼなくなり、鼻水には苦しめられましたが、何とか落としたペースなりにキープ。
 ラスト10km、カウントダウン!
 ついに今年のサロマもクライマックス!

グッグッグッグッグッグッグッグッグッグッグッグッ

 〜finish
 90km地点で時間を確認。
 このまま6分/kmペースで行っても2分くらいの貯金を保ったままサブテンできそう。
 前半に貯金を作っておいて良かったなあ。
 でも、体は案外動くし、膝の痛みも楽になってきたし、何かあったときのためにペースを上げてみるか……に方針決定。
 できるところまで行って、ダメならあきらめるのみ!


 ペースアップ!
 あれ? 思いの外動くぞ?
 「なんだ、こんなに動くのかー。ここまで手抜きだったか?」
 いやいや、そんなことはない。その時点、その時点での精一杯だったわ。
 擦過傷と打撲の膝の違和感も、そこまでではないし、これは案外行けるかも。
 キツく感じる場面もありましたが、そんなときは応援してくれた人や声をかけてくれた人たちのことを思い出しました。
 前にいるランナーをひたすら食っていきます。
 そうすると思考も変わってくるもの。
 10kmって、普段走っている距離だ。
 ペースも普段のjog並なんだから、最後までこのペースでいけるはず。
 久々の「獣モード」だったのかもしれません。「プチ獣」みたいな。

 ついに常呂町スポーツセンター前の道路に入ります。
 あれだ、あれだ。
 あそこを右折したら、すぐにゴールだ。
 終わる、終わる。
 今年のサロマが終わる。

 右折。
 ビクトリーロードに入る。
 過去2回に比べるとあっという間に感じた直線。
 フィニッシュゲートが見える!
 アクシデントもあって、それでもサブテンだ。
 ゴール前で知り合いの人たちの声が聞こえてくる!
 自然と両手が上がる!

 9時間55分の旅、完了!

 2023年、私のサロマは終わりました。

 

 つづく